8月15日、68回目の終戦記念日を迎える。幸福の科学グループ創始者兼総裁は同日付で「大川談話―私案―」を世に問う。日本人全体が先の戦争について思いを巡らせるこの日に、その「思い」の方向を変えて未来に向けて日本が為すべきこととは何かを今、真剣に考えるべきだろう。

14日付産経新聞によれば、安倍首相は終戦記念日の靖国参拝を見送ることにしたという。ここ数週間、各メディアが似たような観測記事を書いてきたが、安倍首相としては外堀を中韓に埋められ、内堀を身内に埋められ、今回の見送りとなったのだろう。

また同紙は外務省幹部のコメントとして「ポイントはいつ行っても反発する中韓よりも、むしろ米国の対応」と、アメリカの顔色をうかがって参拝を強行できないという、裏事情も載せている。

だが、いつまでもこのようなことを繰り返していては、日本は「真の独立」は果たせない。「大川談話」では、次のように宣言している。

「先の大東亜戦争は、欧米列強から、アジアの植民地を解放し、白人優位の人種差別政策を打ち砕くとともに、わが国の正当な自衛権の行使としてなされたものである。政府として今一歩力及ばず、原爆を使用したアメリカ合衆国に敗れはしたものの、アジアの同胞を解放するための聖戦として、日本の神々の熱き思いの一部を実現せしものと考える」

歴史を公平な目で見たならば、先の大戦で日本は降伏はしたが、米国以外には負けていない。米国に対しても、終戦間際まで硫黄島や沖縄などでの猛烈果敢な戦闘で、米国民を恐怖に陥れた。米軍は、広島、長崎への原爆投下や大空襲による民間人無差別大量虐殺という「反則技」を使って、やっと勝ったのだ。

そして日本が戦争の大義として掲げていた「大東亜共栄圏」「八紘一宇」は、戦後に世界の半分以上を占めていた植民地がほぼすべて独立したことを見れば分かるように、「アジアの植民地を解放し、白人優位の人種差別政策を打ち砕く」ことができた。戦争目的を達成したという意味では、日本は負けなかったのだ。

このような認識をもとにして日本の誇りを取り戻し、「真の独立」を果たすために、安倍首相にはぜひ、「大川談話」を参考にして「安倍談話」を発表していただきたい。何よりも「国師」であり「世界教師」である大川隆法総裁が、安倍首相に「ぜひ『安倍談話』を出し、日本を国難から救ってほしい」(『河野談話』『村山談話』を斬る!―日本を転落させた歴史認識―』あとがきより)と応援しているのだから。(仁)

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幸福の科学出版 『「河野談話」「村山談話」を斬る!―日本を転落させた歴史認識―』 大川隆法著

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