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霊言

保守系団体「日本会議」と決別した「生長の家」教団に 開祖・谷口雅春氏は何を思う?

公開霊言「谷口雅春に政治思想の「今」を問う」

2016年6月21日収録

「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のこと。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。また、外国人の霊の霊言には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 詳しくは⇒⇒⇒大川隆法のスーパー霊能力 「霊言」とは何か

参院選公示を前にした6月初旬、政界に静かな衝撃が走った。宗教法人「生長の家」が、「今夏の参議院選挙に対する生長の家の方針」として、「与党とその候補者を支持しない」とのニュースリリースを発表したのだ。

開祖の政治思想と決別した「生長の家」

「生長の家」は、開祖である谷口雅春氏が愛国・保守的な思想を説いていたため、長く保守系の政治家を応援してきた歴史がある。

さらには、民間の保守政治団体であり、安倍政権を政策的にバックアップしているとされる「日本会議」にも、「生長の家」元信者たちが深くかかわってきた。

最近の「生長の家」は、環境左翼的思想を前面に出し、保守的な政治思想は見る影もないが、これほど明確に「与党とその候補者を支持しない」という考えを表明したことは今まではなかった。

しかも、同リリースでは、「日本会議」の活動に元信者たちがかかわっていることについて、「慙愧に耐えない」と切り捨て、「日本会議の主張する政治路線は、生長の家の現在の信念と方法とはまったく異質のものであり、はっきり言えば時代錯誤的です」とさえ述べている。

「日本会議」については、現在、宗教が政治に進出することについて否定的な左翼系統からの攻撃がなされ、『日本会議の研究』(菅野完著 扶桑社刊)をはじめとする批判本が発刊されている。

同書では、「生長の家」元信徒たちを「生長の家原理主義者」と位置づけているが、「生長の家」もこの見解に乗った上で「"原理主義"が世界の宗教の中でテロや戦争を引き起こしてきたという事実を重く捉え、(中略)遺憾の想いと強い危惧を感じるものです」などと述べている。

開祖の教えを奉じる人たちを「原理主義者」と呼ぶに至っては、完全に開祖の考えと離れてしまったと言ってよいだろう。

大川隆法・幸福の科学グループ総裁は、「生長の家」開祖・谷口雅春氏の霊を呼び、現在の教団の考え方、方針について思うところを聞いた。

変節を嘆く谷口雅春霊

生長の家から発信されたリリースには、「宗教運動は時代の制約下にあって、冷戦時代に創始者によって説かれた教えはすでに歴史的役割を終えており、これに固執している元信者たちは、原理主義と呼ぶべきもの」といった趣旨の考えが示されている。

招霊された谷口雅春氏の霊に、最近の「生長の家」の主張について尋ねたところ、「 マスコミが宗教を否定するのに『原理主義』っていうのを使うから。ただ、宗教は基本的に原理主義なんだよ」「最初の仏陀の教えを"逆さま"にしたらいかんし、イエスの教えを"逆さま"にしてもいかんでしょ。だから、純粋であればあるほど原理主義なのであって。原理主義というのを『武装カルト』みたいな言い方で使うのはおかしい 」と、開祖と真逆の思想を説いている、三代目の総裁・雅宣氏の姿勢を嘆いた。

三代目の雅宣氏は、安倍政権の政治思想を批判しているが、その中でも特に、安保法制について強い反対を表明している。

安倍政権については功罪あり、確かに間違っている面も多くある。ただ、中国や北朝鮮の横暴を見るにつけ、安保法制をはじめ国防強化策は必要であろう。

「大東亜戦争」に関する見解の違い

現在の「生長の家」による安保法制に対するネガティブな反応の背景には、三代目・雅宣氏の戦争観がある。雅宣氏は、「神が戦いをさせているのではない」「戦争は迷いと迷いとの衝突である」といった雅春氏の思想を曲解し、大東亜戦争を「侵略戦争」「神の目から見た間違った戦争」と位置づけている。

だが雅春氏は生前、大東亜戦争について日本の侵略性を否定し「アジアに対する白人帝国主義の侵略に対する抵抗の表れとして起こるべくして起こった」と述べていた。

大東亜戦争について、谷口雅春氏の霊はどう考えるのか。あの世に帰って考えは変わったのか。 「 それはもう、日本の神々が支援している戦争だと思っておった 」「 南北戦争も大調和するために戦争したんだよ。(中略)南北が分裂して別の国になろうとするのを食い止めるためにあえて戦いを選んで、(中略)大調和をそこにつくったわけで」「リンカーンの理想をアジアで実現したのが日本で、日本がそれを実現したがゆえに、アフリカまでそれが広がり、インドの独立にもつながっていった

雅春氏の霊はこのように述べて、「戦争にも正邪がある」との考えを明らかにした。

信仰心ある保守層はどこに行く

雅春氏の霊は、「日本会議」の活動に参加し、現在の「生長の家」教団から「原理主義者」と呼ばれている人たちに対しての思いも吐露した。

「日本会議」自体は、さまざまな宗教団体がその名前を表明することなく支援しているため、雅春氏がすべて指導できるわけではないが、「 『生命の實相』とかをいまだに読んでるような人なら指導はできる 」としながら、「 これだけ (宗教が) 集まらなきゃいかんというのは、ちょっと、弱い証拠だな 」との本音も漏れた。

実際、「日本会議」が昨年11月に日本武道館で開いた改憲に向けての集会の参加者は、1万1300人(主催者発表)。会員数も一説には3万数千人ほどだといわれる。

政界への一定の影響力はあるが、単独で政党ができるほどの実勢力はないと言ってよい。

その点、宗教法人「幸福の科学」は単独で「幸福実現党」を立党しており、その政策は実際に政府を動かし、国家の方向性に影響を与えており、オピニオン力も傑出している。

雅春氏の霊も、幸福実現党について「 正々堂々の陣で、名前を出して意見を全部公表して透明性を高めているから。尊敬に値するな 」と述べた。

幸福実現党もまだまだ十分な実勢力を備えているとは言えないだろう。だが、「宗教が政治に参加してはいけない」などという誤った「政教分離」解釈が横行している今、宗教としての純粋性を保ちつつ、保守的な政治思想を世に問い続けるのは困難な仕事だ。

その点、幸福の科学だけが、愛国・保守的な生前の谷口雅春氏の教えを引き継ぎ、包含し、発展させていると言えるのかもしれない。

本来、政治は神々の「まつりごと」であり、宗教なくして行えるものではない。信仰者たちがその信条を堂々と表明しながら、理想の国造りを行える時代をつくりたいものだ。

本霊言では他にも、以下のような点について触れられている。

  • 「出版宗教」と言われた「生長の家」について、雅春霊の見解は?
  • 二代目から政治活動から手を引いたのはなぜ? 政治と離れて宗教の純粋性は保てた?
  • 天皇陛下の「人間宣言」をどう見たか。
  • 現在の「生長の家」の原発反対、核反対の主張はどう考えるか。
  • 「日本国憲法」について、雅春氏の霊が本音を吐露。
  • 先の大戦に関して、天皇陛下の戦争責任をどう見るか。
  • 開祖の雅春氏の思想を捨てようとしている三代目・雅宣氏に一喝!
  • 谷口雅春氏の過去世は?

【関連書籍】

幸福の科学出版 『政治と宗教を貫く』 大川隆法×大川真輝著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1688

幸福の科学出版 『伊邪那岐・伊邪那美の秘密に迫る』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1035

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「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のこと。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。また、外国人の霊の霊言には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。

詳しくは
大川隆法のスーパー霊能力 「霊言」とは何か

ここに紹介したのは霊言のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

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