米陸軍のトップが士官候補生への訓示で「リトル・グリーン・メンに対処せよ」と4月に発言し、「ついに米軍は、宇宙人への戦闘準備を始めたぞ」と騒がれたため、陸軍の新聞アーミー・タイムスが「リトル・グリーン・メンはロシアの特殊部隊である」と弁明することになった。

4月22日付の記事によると、マーク・A・ミレー米陸軍参謀総長が、ノーウィッチ大学のROTC(予備役将校訓練課程)100周年記念講演で、士官候補生たちが将来直面するであろう世界の複雑な戦闘について訓示をした。

そのとき、「君たちが対処するであろうことは、テロリストや混合部隊、リトル・グリーン・メン、複数の部族……などである。そして、これらすべてを同時に対処せねばならないだろう。それを覚悟しておくことだ」と発言した。

この発言に対し、ただちにネット上に「米軍が宇宙人(リトル・グリーン・メン)に備え始めた」といった反応が現れた。「この男は発言後、直ちに消されたと思うよ。情報を出しすぎた」「短いスピーチだけど情報は十分だ。真実はゆっくりと明らかになりつつある」など世界からコメントが寄せられた。

「リトル・グリーン・メン」はロシアの特殊任務部隊だが……

そこで、4月29日付のアーミー・タイムスでは、言葉の真意を再確認した記事を再び掲載。残念ながら、「リトル・グリーン・メン」は、2014年にロシアがクリミアを併合した時に現れた、記章のないグリーンの制服の特殊任務部隊・スぺツナズのことだという。リトル・グリーン・メンという言葉は一般的に宇宙人を表すため誤解が生じたようだが、予想外の反響によって米軍への世界の“期待"があらわになった形だ。

ミレー参謀総長は、これからは、対正規軍だけでなく犯罪、テロやサイバー戦など多くの複合的な脅威が同時に起こるという新たな事態に備えよと語った。それに対し、アーミー・タイムスの記事では、あるサイトの「天変地異や核戦争などの壊滅的な事態を想定すると、今どき、たとえ宇宙人の侵略であっても、驚くことではない」という声を紹介している。

新たな宇宙時代を迎えつつある

これらは決してSFの世界だけの話ではない。来たるべき宇宙時代の基礎情報をまとめた書籍『ザ・コンタクト すでに始まっている「宇宙時代の新常識」』(大川隆法著 幸福の科学出版)には、次のような内容がある。

宇宙協定というものがあって、宇宙では勝手に別の惑星に介入してはいけないのだが、「その星の人々が、戦争などを起こし、みずからの手で文明を滅ぼすような事態になった場合には、一定の範囲で介入してよいという条項が入っています」という。

これは、1945年に日本に原爆が落ちて以降、世界でUFOがよく目撃されるようになったことと符合する。

つまり、宇宙人は、すでに地球に介入し始めており、新たな宇宙時代の局面を迎えているということである。米軍がUFOの研究をしていることは明らかであり、陸軍トップなら本当は知っているはずなのだ。(純)

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2012年4月20日付本欄 【海外メディア】米軍関係者がテレビで語った「エイリアン侵略対策」

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2016年4月2日付本欄 「英国防省はUFO調査を再開すべき」元調査官が訴える

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