朝鮮半島が、きな臭くなっている――。

北朝鮮が、中距離弾道ミサイル「ノドン」や短距離ミサイル「スカッド」の発射に向けた動きを見せていることを、韓国の聯合ニュースが21日、政府関係者の話として伝えた。スカッドは韓国の全土が射程に含まれ、ノドンは日本のほとんどの地域が射程に含まれる。韓国軍は警戒レベルを最高に引き上げ、米軍と協力して北朝鮮軍の監視を強化している。

前日の20日には、北朝鮮は休戦協定を破り、韓国との軍事境界線に近い京畿道漣川(キョンギドヨンチョン)郡に向けて砲撃。これに対し、韓国は数十発の砲撃で応戦していた。

南北緊張のきっかけは、4日、韓国兵2人が非武装地帯に埋められた地雷で負傷。北朝鮮に謝罪を求める韓国は、金正恩体制の実態を批判する内容などを大音量で流す「宣伝放送」を11年ぶりに再開。それに対し、北朝鮮は「宣伝放送の中止と、拡声器の撤去に応じなければ軍事行動に出る」と警告していた。

未来リーディングで見えた"第2次朝鮮戦争"の勃発

北朝鮮の未来透視に挑戦する

北朝鮮の未来透視に挑戦する

大川隆法著

幸福の科学出版

朝鮮半島の紛争については、2013年2月、大川隆法・幸福の科学総裁は、エドガー・ケイシー霊による「未来透視リーディング」を行っていた。「未来透視リーディング」とは、未来のある時点または特定の地域を定め、そこに意識を飛ばして、同時中継的に報告するという、大川総裁の人類史上かつて例のない霊能力をもって行われるものだ。

11日付の本欄でも触れたが、その内容を少し紹介してみよう。ケイシー霊は次のように朝鮮半島の様子を描写している。

うーん……炎が見えますね。……朝鮮半島の真ん中辺だから、38度線に近いあたりでしょうかね。炎が半島に広がっているところが、今、見えてきております。(中略)これは、韓国軍との衝突が起きることを意味しているんだと思われます

挑発に乗って、『売り言葉に買い言葉』風にやったところもあるように見えますので、必ずしも、『一方が、もう一方を侵略した』とは言えないような状況から始まるように感じますね 」(以上、『北朝鮮の未来透視に挑戦する』所収。)

暴走する北朝鮮と、挑発に乗った韓国が南北境界線で軍事衝突し、“第2次朝鮮戦争"が開始する。これが、2013年時点のリーディングで語られた内容だ。

半島有事は日本にとって対岸の火事ではない

半島有事が起これば、地理的に距離が近い日本に、何かしらの影響が及ぶだろう。現時点で、米軍は韓国から退き上げる傾向にあり、半島有事の際にも、積極的に前面に立って戦う前提は崩れ始めている。

そうなれば、日本の安全も危ぶまれる。現在、集団的自衛権の行使を実現するための安保法制が、国会で審議されているが、現在の半島情勢を見れば、成立が不可欠であることは明らかだ。

日本を守るための防衛体制を固めるとともに、半島の在留邦人の救出、北朝鮮と戦う米軍の支援、大量の朝鮮難民を受け入れるかどうかなど、さまざまな問題に対処しなければならない。

韓国の朴槿恵大統領も、歴史問題で日本に謝罪を求めたり、中国の抗日戦勝記念行事に参加している場合ではない。国際社会の常識や法律が通じない北朝鮮を相手にするには、日本、韓国、アメリカは同盟関係や信頼関係を深め、万全の態勢を築くことが必要だ。(真)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『北朝鮮の未来透視に挑戦する エドガー・ケイシーリーディング』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=914

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2015年8月11日付本欄 北の地雷が韓国で爆発 第二次朝鮮戦争は勃発するか

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