南北軍事境界線に接する非武装地帯(DMZ)の韓国側で4日に地雷が爆発し、韓国軍の下士官2人が重傷を負った。韓国軍は10日、その地雷は、北朝鮮軍が侵入して埋めたものだと発表した。

韓国側は、「明白な挑発」であり、休戦協定違反であるとして、北朝鮮を非難。それに対する報復として、境界線沿いに設置した拡声器での政治宣伝放送を再開すると発表した。政治宣伝放送とは思想戦の有力な武器の一つであり、自由主義陣営の優位を訴え、北朝鮮軍の動揺を誘うというものだ。

韓国軍の一部には、北朝鮮軍のDMZ監視所を攻撃すべきとの声もあったが、戦闘拡大を恐れて見送られた。在韓米軍も反対したという。

また韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、9月3日に北京で開かれる「抗日戦争勝利記念行事」への参加に苦慮しているという。オバマ米大統領も、米韓同盟にくさびが入ったとのメッセージになるとして、出席しないよう要請している。

第二次朝鮮戦争は起こるのだろうか。この問いに答えるべく、2013年2月に大川隆法・幸福の科学総裁は朝鮮半島の未来透視リーディングを行っていた(『北朝鮮の未来透視に挑戦する』所収)。

リーディングでは近い将来、境界線付近で通常兵器を中心とした戦いが始まるとの未来が予言されていた。ただ、この予言は「そのまま行けばこうなる」というものであり、対応いかんによって未来は変えることができる。

韓国側に必要なのは、日本に対する恨みの心を捨て、真の民主主義国として日本やアメリカと協力することだ。『北朝鮮の未来透視に挑戦する』のあとがきで、大川総裁は以下のように述べている。

「抗日・反日即正義という考えは、北朝鮮においても、韓国においても、中華人民共和国においても、地球的正義としては認められない。(中略)とりあえず、この十年間で、東アジアの冷戦を終わらせ、北朝鮮、中国ともに、まともで理性的な議論のできる、自由な国へと変えてゆきたいと願っている」

振り返って日本では、安保法制への反対が根強く、その必要性が十分に理解されていないようだ。だが、朝鮮半島を含むアジア情勢を鑑みると、いつどこで戦争が起こってもおかしくはない。日本は防衛態勢を早急に固める必要がある。また韓国は中国の抗日記念行事などに参加せず、自由主義陣営側の国として、北朝鮮・中国の共産主義陣営に対抗すべきだ。(泉)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『北朝鮮の未来透視に挑戦する』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=914

幸福の科学出版 『守護霊インタビュー 朴槿惠韓国大統領 なぜ、私は「反日」なのか』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1114

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