辺野古移設でなぜもめているの?【リバ犬×そもそモグラ博士のそもそも解説】

2015.04.01

ニュースの良い悪いは何となく"嗅ぎ分ける"ものの、政治経済の難しい話は苦手な「リバ犬」。そんな彼に「そもそモグラ博士」は、いつも少し"掘った"ニュース解説をしてくれる。今日は何を教えてくれるのか。

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リバ犬: 今日の新聞には大きく「辺野古移設」の記事が載ってるけど、一体何が起こっているの?

そもそモグラ博士(以下、博士): 今の沖縄県知事である翁長雄志氏は、沖縄県宜野湾市にある普天間飛行場を名護市辺野古へ移設することに反対しているんだ。今回、翁長知事は、防衛省が辺野古沖に設置したブロックが、岩礁破砕を許可されていない区域でサンゴ礁を傷つけたと主張した。そして、沖縄防衛局に、辺野古での作業停止を指示したんだ。

リバ犬: 県は移設を許可したんだよね。なんで作業を途中で止めることができるの?

博士: 岩礁の破砕許可は、昨年8月、県から沖縄防衛局に出されたのだけれど、その際、「申請外の行為、または、条件に違反した行為をした場合は、破砕許可を取り消すことができる」との条件が付いていたんだ。

リバ犬: そんな条件があったんだ。

沖縄県・翁長知事の指示を沖縄防衛局、農林水産相が無効に

博士: そう。翁長知事は、区域外でサンゴ礁が破壊された可能性が高いから、岩礁破砕の許可を取り消すぞと警告して、移設作業を停止させた。そこで、沖縄防衛局は、農林水産相に、指示の取り消し審査を請求して、指示の効力停止を申し立てたんだ。結果、農林水産相は知事の指示の効力を一時的に停止すると決定した。

リバ犬: ふーん。なんで農林水産相に停止を申し立てたの?

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