習近平氏の母校・清華大教授が現体制を批判する論文を発表 中国国内で相次ぐ政権批判

2018.08.13

中国の最高学府の一つである清華大学で教鞭をとる許章潤・法学院教授が7月末、習近平政権の「指導者を個人崇拝する動き」や「国家主席の任期の撤廃」を痛烈に批判する論文を発表し、波紋が広がっています。

許教授の論文「我々の現在の恐怖と期待」は、教授が所属する自由主義系の民間シンクタンク「天則経済研究所」のウェブサイト上で7月24日に発表されましたが、現在は、当局が同サイトをブロックし、中国国内では閲覧できなくなっています。

中国では、政権を批判する行動を取ると、身分にかかわらず、公安警察に即座に拘束される恐れがあります。清華大学は習近平国家主席の母校でもあり、名門大学の教授が公然と政権を批判することは、異例です。

本欄では、当局に拘束され、名門大学での教職を失うリスクを冒してまでも、許教授が発信したメッセージを読み解き、中国で今後起きることを考えます。

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