"戦争のタブー"について19歳の大学生が勝岡寛次氏に尋ねた(2)「愛国心は、持たないとダメ?」

2016.08.05

終戦の日を控え、本誌編集部はこのほど、東京・渋谷で10~20代の若者100人に、「戦争に関するアンケート」を行いました。すると、「日本が他国から侵略を受けたら、どうする?」という問いに対して、「降伏する」と答えた方が4割、「外国に逃げる」が4割という結果が出ました(詳細は、7月30日発売の本誌9月号に掲載)。

勝岡寛次

プロフィール

(かつおか・かんじ)1957年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、同大学大学院博士課程修了。朝日新聞「慰安婦報道」に対する独立検証委員会事務局長。近著に『歴史の急所』(HS政経塾刊)がある。

先の大戦では、多くの若者たちが命を投げ出しましたが、本誌9月号では、19歳の学生2人が靖国神社を訪れ、そこで感じた疑問を、明星大学戦後教育史研究センターの勝岡寛次氏に尋ねています。本誌で掲載し切れなかった勝岡氏のお話を、2回に渡ってお届けします。2回目は、「愛国心は、持たないとダメ?」について。

――靖国神社に首相や大臣が参拝すると、中国・韓国政府が批判しますが、これについてどう思われますか?

勝岡寛次氏(以下、勝岡): それは、内政干渉です。中国との間では日中平和友好条約が結ばれていますが、そこには内政干渉をしてはいけないと明記されています。ですから本来は、政府が断固として拒否すればいいだけの話です。中国や韓国政府は、日本の政治家を萎縮させることを目的に、故意に批判しているのです。それを煽る日本のマスコミも、よくないですけどね。

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「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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