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米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がこのほど、「画像共有アプリ・インスタグラムで若い女性をフォローしたアカウントに、性的な動画が多く配信される」という実験結果を報道しました。

《詳細》

インスタグラムには、「リール」という短い動画を共有できる機能があり、ユーザーが興味を持つトピックに関する動画を表示するようにアルゴリズム(表示される投稿・コンテンツの順序等を決めるAIなどの仕組み)が設計されています。

WSJは、若い体操選手やチアリーダー、9~19歳の女性などのみをフォローするテストアカウントを、インスタグラム上で作成しました。すると、若い女性をフォローするだけで、子供の際どい動画やあからさまなアダルト動画が多数配信されるようになったということです。カナダの児童保護センターも類似したテストを実施し、同様の結果を得たといいます。

インスタグラムでは、いくつかのショート動画の間に、企業広告が差し込まれるというシステムになっていますが、「性的なコンテンツと並んで掲載されたくない」として、広告出稿を停止した企業もあるということです。

今回のWSJの結果に対し、インスタグラムを運営する米メタ社は「何十億ものユーザーを代表していない、作り出された実験だ」と主張しています。また、同社の広告部門を取り仕切るサマンサ・ステットソン氏は、「我々のシステムは、有害なコンテンツを減らすのに効果的で、数十億ドルを投資してきた」と述べているといいます。

しかし、メタ社の現従業員と元従業員がWSJの取材に応じたところによると、インスタグラムのアルゴリズムが児童向けのコンテンツを集約する傾向が問題であることは社内で認識されていたとのことです。

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