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スロバキアで新たに首相となったフィツオ氏が、公約としていた「ウクライナへの軍事支援の停止」を正式に表明しました。

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スロバキアはウクライナの隣国に位置し、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の加盟国として、ウクライナ支援を続けてきました。軍事支援では、NATOで初めて戦闘機(旧ソ連製のミグ29)をウクライナに供与したほか、防空システムの供与、避難民の受け入れなどに取り組んでいます。

一方、9月末の総選挙で左派野党「スメル」を率いていたフィツオ氏は、戦闘の終結にはロシアとの交渉が必要であると主張していました。「スメル」が第一党となり、首相に任命されたフィツオ氏は10月26日、ウクライナの兵器供与を停止すると正式に発表。人道支援に集中する意向を示し、今後のロシアへの制裁にも反対するということです。

フィツオ氏は「ウクライナでの戦争は私たちに一切無関係」であると主張し、「戦闘の即時停止がウクライナにとって最善の解決策」と述べています。「軍事的な解決などないことは明らか」であるとして、ロシアとの平和交渉を支援する意向を述べています。

EUでは、これまで、ハンガリーがウクライナ支援に反対してきました。26日のEU首脳会議では、全会一致の承認が必要な対ウクライナ追加財政支援について、ハンガリーのオルバン首相が反対。フィツオ氏も、ウクライナで汚職が蔓延していることを挙げて反対しています。

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