2023年11月号記事

あなたの街の中国スパイ網

テレビドラマの影響で秘密諜報組織"別班"への関心も高まったが、今、真に注目すべきは「中国スパイ」だろう。全世界の秘密警察拠点の問題や、日本の防衛省で最高機密システムがハッキングされた疑惑、イギリス政府による中国スパイ活動への公式な警告など、その存在感を無視することはもはやできなくなっている。


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あなたの街の中国スパイ網 - Part 2 日本製でも安心できない! スマホアプリ、電子機器、政府系システムに潜む「デジタル・スパイ」


スマホアプリ、電子機器、
政府系システムに潜む「デジタル・スパイ」

日本製でも安心できない!

警戒すべきは人的諜報だけではない。今や私たちの周りのあらゆる電子機器が、インターネットとつながっている。そこを介し、中国が大量の個人情報を収集していると見られる。

日本でダウンロード数1位を長らく誇った、中国系動画共有アプリ「TikTok」が、「スマホの情報を密かに中国に送信している」という疑惑は、かねてより指摘されてきた。

だが昨今、その1位の座を奪ったアプリがある。その名も「Temu」。若者中心に爆発的人気を博している通販アプリだ。しかし実はこれも中国製である。それも、「同系列企業が配信した姉妹アプリに、スマホの情報を抜き取るスパイウェアが仕組まれていた」(*1)という、かなりのいわくつき。日本の人気トップ2のアプリに、揃って"中国スパイ疑惑"があることになる。

それ以外にも、「ファーウェイ」製のスマホ・パソコンや、オンライン会議の代名詞となっている「ズーム」、世界の監視カメラ市場で長年トップシェアを維持し、中国軍系研究施設を起源とする「ハイクビジョン」など、スパイ利用されている可能性が高い製品やサービスへの警戒が高まっている。

(*1)4月2日付CNNの報道。
 

 

次ページからのポイント

「国産」システムでも安心できない理由とは

マイナンバーほか政府系システムも中国に委託!?

日本人が総データベース化されている!?