《ニュース》

米ファイザーの研究開発責任者ジョーダン・ウォーカー氏が、ファイザーは密かにワクチン開発で他社の先を行くため、新型コロナウィルスを意図的に変異させる方法を研究していると告白した動画を、米調査報道機関「プロジェクト・ベリタス」が25日に公開しました。

《詳細》

プロジェクト・ベリタスの調査員は今回、かなり突っ込んだ形でおとり調査を行い、ウォーカー氏に近づきました。調査員が「ファイザーは最終的にコロナを変異させることを考えているのか?」とあえて聞くと、ウォーカー氏は見事に反応して、「それは世間に言うことではない」「ウィルスがどのように変異しているか、知っていますか。我々が研究しているものの一つは、自分たちでコロナを変異させて、新しいワクチンを先取りして開発できないか、ということです」などと語りました。

また、ウォーカー氏は「正直なところ、武漢でウィルスが発生したのはこの方法(変異の研究)ではないかと思う。このウィルスが突然出現した(自然発生説)のは全く理解できない。(自然発生説は)でたらめだ」と指摘。大手製薬会社と米食品医薬品局(FDA)の利害関係についても、「大手製薬会社は、全ての政府関係者にとって"回転ドア(※)"だ」「私たちの薬を審査する規制当局は、仕事をやめたらその会社のために働くことを知っているので、彼らは仕事を与えようとしてくれる会社に対して、それほど厳しくしなくなるからだ」などと述べました。

この調査を受け、共和党のマルコ・ルビオ上院議員はファイザーのCEOに書簡を送り、真偽を問い質そうとしています。また、アメリカの免疫学者であるロバート・マローン博士は自身のツイッターで、「ファイザーの研究は危険であり、不道徳であり、今すぐ停止させなければならない」と批判するなど、ネット上では激しい批判が巻き起こっています。

(※) 官僚と民間人が互いの職場を行き来することを指すが、癒着が起きると問題視される向きもある。

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