ノーベル賞を受賞した科学者が集まり、市民との対話を行う催し「ノーベル・プライズ・ダイアログ」(主催:日本学術振興会、ノーベル財団)がこのほど、都内で行われた。このイベントは、ノーベル財団が2012年からスウェーデンで行っているものだが、スウェーデン国外では日本が初めての開催だ。

当日は「生命科学が拓く未来」をテーマに、2012年に生理・医学賞を受賞した山中伸弥氏、2002年に化学賞を受賞した田中耕一氏など、生命科学分野の科学者の講演やパネルディスカッションが行われた。約700人の市民や学術関係者が参加し、アジア圏の留学生も会場に数多く見られた。

まだまだ謎の多いヒトゲノム

講演やシンポジウムで繰り返し話題に上がったのは、「遺伝子」についての捉え方だ。