幸福実現党党首の釈量子氏が28日、東京・元赤坂の明治記念館で「幸福実現党という選択」と題し、講演会を行った(主催:釈量子を国政に送り出す会)。

著書『太陽の昇る国』を建国記念日の2月11日に出版したばかりの釈党首。書籍に込めた思いについて、「近代国家が始まった明治時代の人の心象風景は、まさに『坂の上の雲』だった。しかし、今の日本は、このままでは100年後の日本人に『日の沈む国』と言われかねない。私は、日本は本来『太陽の昇る国』であるという国家観を訴えたい」と語った。

同書では、評論家の渡部昇一氏や香港民主化活動家のマーティン・リー氏、中国に弾圧されるウイグルの解放を目指して活動中のラビア・カーディル氏など、9人との対談を収録している。釈党首は、「9人は共通して、既存の『常識』と戦い続けている方々。『自分も理解されなかった。しかし、あなた達の言っていることは本当だ、頑張れ』と応援してくださっている」と話した。

釈党首は今回の「幸福実現党という選択」という演題にちなんで、「幸福実現党にしかできないこと」を以下、大きく2点取り上げた。

一つは、宗教同士の融和を実現することだ。釈党首は、「イスラム国」の問題を中心に、「2015年になって、宗教を学ばないとやっていけない時代が来たと思う」として、今後のユダヤ・キリスト教文明とイスラム教文明の衝突や最終戦争への懸念を示した。

その上で釈党首は、宗教政党である幸福実現党の役割をこのように訴えた。

「日本は二千年以上の歴史の中で、神道、仏教、儒教、キリスト教が共存する、深い宗教的な文明をたたえる国。これからは、日本が『自分たちを見習ってください』という発信をすることが、世界にとっての唯一の希望。しかし、現代の日本には『宗教を誇りにする』という価値観がない。幸福実現党は、宗教的価値観を誇りにする国をつくっていきたい。これは他の政党では決してできない」

もう一つは、憲法9条の改正だ。自民党の憲法改正の道筋については、第一段階で「環境権」など、各党の合意を得やすいものから変え、第二段階で本丸の憲法9条を改正しようとしていると報じられている。釈党首は、「幸福実現党は、正直に現実問題を見て、真正面から訴える姿勢。中国軍事専門家の平松茂雄氏は、『憲法の改正をしないと日本を守ることは絶対に無理だ。本当は核武装まで検討しないともう間に合わない。これをやってくれるのはあなたのところじゃないか』と幸福実現党に期待してくださっている」と、様々な反発に屈することなく、憲法9条改正の必要性を訴えていく覚悟を語った。

時に涙しながら獅子吼し、「今年は統一地方選にも挑戦し、次の国政に向けてチャレンジしている。今後も、勇気を持って『国家観』を訴え続けようという気概だ」と語った釈氏。2009年の立党以来、「まっすぐ」で正直な姿勢を貫く幸福実現党の躍進が期待される。

【関連書籍】

幸福実現党刊 『太陽の昇る国』 釈量子著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1403

幸福実現党刊 『命を懸ける』釈量子著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1351

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2015年3月号記事 釈量子の獅子奮迅 [第30回] - 日本の政治家に「道」はあるか?

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2015年2月11日付本欄 建国記念の日に釈量子・幸福実現党党首の最新刊が発刊

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