韓国の李明博前大統領が、来月2日に同国で出版予定の回顧録『大統領の時間』の中で、慰安婦問題で衝撃的な告白をしていることを、韓国や日本のメディアが報じている。2012年当時、民主党の野田佳彦首相が元慰安婦の女性に手紙を送って謝罪し、日本が政府予算で補償する直前まで話が進んでいたというのだ。

報道によると、元慰安婦への手紙での謝罪と日本政府の補償について、12年11月にASEAN首脳会議が開かれたカンボジアで日韓首脳会談を開き、最終合意する予定だった。だが、「直前に衆議院の解散が決まり、実現しなかった」という。

振り返ると、野田政権は、韓国による挑発行為を繰り返し受け、12年8月の李大統領の竹島上陸を機に、両国関係は悪化した。

竹島上陸直後、李大統領は天皇陛下に対し、「韓国を訪問したければ、独立運動で亡くなった人々を訪ね、心から謝罪してほしい」などと謝罪を要求したり、野田首相が李大統領宛てに送った竹島の領有権に関する親書を受け取らずに日本側に送り返すなど、外交儀礼上、極めて非常識な対応に終始した。

実は、その5カ月前の12年3月、大川隆法・幸福の科学総裁が、李大統領の守護霊霊言を収録。その中で李氏の守護霊は慰安婦問題について次のように語っていた。

『従軍慰安婦』も、みな、もう八十歳以上のばあさんだよ。(中略)年を取ってから訴えてるのは、実は『生活保護の代わり』なんだよ。本来は、生活保護が欲しいんだけど、国がろくに出してくれないから、それでゴネて、『日本から金をせびれないか』と思ってやってる

そのことは知ってるんだけど、ちょっと抗議させると、日本が弱るから、それが面白いっていうか、効果的なので、やらしてるだけね。(中略)それを置いておくと、日本も何だか威張れないし、何か罪悪感を持ち続けてくれるので、非常に便利なんだよ

今回の回顧録では、民主党の野田政権が、歴史の事実を歪曲する韓国の言い分に屈していた実態が明らかになりそうだ。

一方、アメリカなどで慰安婦像の設置を進める韓国に対し、現政権はどう対応するつもりか。

安倍晋三首相は29日、衆院予算委員会で、アメリカの公立高校の教科書に「日本軍による慰安婦の強制連行や南京大虐殺の犠牲者が40万人に及ぶ」といった間違った記述があることについて、「本当にがくぜんとした。訂正すべき点を国際社会に向かって訂正してこなかった結果、このような教科書が使われている」と述べ、今後、日本として積極的に正確な情報の発信に努めていく考えを強調した。

安倍首相は、これ以上、他国による日本への侮辱を許してはならない。一刻も早く自虐史観の象徴とも言える「河野談話」「村山談話」を見直すべきだ。戦後70年の節目に、正しい歴史認識を世界に発信し、日本の誇りを取り戻さなければならない。(真)

【関連書籍】

幸福の科学出版刊 『韓国 李明博大統領のスピリチュアル・メッセージ』大川隆法著

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幸福の科学出版刊 『沈みゆく日本をどう救うか 野田佳彦総理のスピリチュアル総合分析』大川隆法著

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