理化学研究所は19日、都内で記者会見を開き、検証実験でSTAP細胞を再現できなかったと発表した。小保方晴子氏の退職届を承認し、今回の検証結果を踏まえて、来年3月まで予定していた検証実験も打ち切ると報告した。

理研は会見で、身体のさまざまな部分の細胞に変化する性質である、細胞の多能性などが確認できなかったと、検証実験結果を説明している。

また、今回の検証結果と退職について、小保方氏からコメントが寄せられた。コメント(一部抜粋)では「予想をはるかに超えた制約の中での作業となり、細かな条件を検討できなかった事などが悔やまれますが、与えられた環境の中では魂の限界まで取り組み、今はただ疲れ切り、このような結果に留まってしまったことに大変困惑しております」と述べられており、小保方氏がいかに厳しい状況下で、検証実験を強いられたのか推測できる。

検証実験を行う部屋は第三者の立ち会いの下、24時間監視されるという異常な環境。会見後、検証実験のチームリーダーである相澤慎一氏が「研究者を犯罪人扱いしての検証は、科学の検証としてあってはならない。ものすごく責任を感じている」と自己批判したほどだ。

STAP細胞をつくる条件はまだ確立されていない中、このような環境で検証実験を行うのは果たして適切だったと言えるのか。

大川隆法・幸福の科学総裁は4月、小保方氏の守護霊を招霊し、守護霊霊言を行った。小保方氏の守護霊はSTAP細胞をつくる鍵について、「私の『頭のなかのノート』に記載されているものがありますが、これは、まだ公開する段階でないものが、そうとうあります」と語り、今回の地上の本人のコメントと重なる。

そもそも、小保方氏を精神的に追い詰めた主な責任は理研にある。小保方氏が4月に記者会見を開いた後も、理研は論文に不正があったという立場を崩さなかった。その一方で、STAP細胞の存在可能性を否定せず、特許の申請も行っており、矛盾が見られた。この裏には小保方氏抜きで検証実験を成功させ、成果を横取りしたいという思惑があったのかもしれない。

こうした理研の対応からは、若い研究者への嫉妬心や理研の封建的な組織風土が感じられる。研究者を守り、育てようとする気概を見ることはできない。

優秀な研究者の足を引っ張る嫉妬のカルチャーから未来科学が生まれることはない。今求められるのは、自由な風土のもと、研究者に研究できる環境を与えることだ。小保方氏へのマスコミと研究者からの一連のバッシングは、日本の言論界の汚点と言える。(冨)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『小保方晴子さん守護霊インタビュー それでも「STAP細胞」は存在する』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1144

幸福の科学出版 『「嫉妬・老害・ノーベル賞の三角関数」守護霊を認めない理研・野依良治理事長の守護霊による、 STAP細胞潰し霊言』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1145

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