40代で結婚した西島秀俊氏が挙げていた「あまりに厳しい」結婚の条件をクリアしたとして、相手の女性が「プロ彼女」だとネット上で話題になっている。「プロ彼女」とは本来、「芸能人と交際する一般人」という意味だそうだが、今回は「非の打ち所がない」という意味に転じている。

「あまりに厳しい」というその条件とは、仕事のワガママは許すこと/映画鑑賞についてこない/目標を持ち一生懸命な女性/"いつも一緒"を求めない/女の心理の理解を求めない/メール返信がなくてもOK/1カ月半会話なしでも我慢すること、というものだ。相手の女性は、この条件を満たした上に完璧な栄養管理をした食事を作るなど、努力に余念がないという。

西島氏の条件は一般的にはかなり厳しいと言えるかもしれないが、ここからは、仕事に打ち込む夫が妻に求めるエッセンスを伺うことができる。それは、「夫が本業に専念できるよう、精神的に支える」ということだ。

例えば、「1カ月半会話なし」というのは驚きだが、俳優としての役作りに集中するためのようだ。西島氏は以前、インタビューの中で、ある映画の撮影で、監督から「撮影期間中、誰とも話すな」と言われたというエピソードを話していた。また、映画「男はつらいよ」主演の渥美清氏も、撮影中は「車寅次郎」であり続けるため、自宅に帰らなかったという。

最近では、ノーベル賞を受賞した天野浩教授の妻、香寿美さんにも注目が集まる。土日もなく、研究漬けだった天野教授。香寿美さんは2人の子供を育て、家事一切を引き受けながら勉強を続けた。子供達が成人した今は、ロシアで日本語教師として働く。「内助の功」について問われると、「土曜、日曜、夜遅くに帰ってきても、何も言わないことだったでしょうか。それはもう、結婚前の約束と申しますか、条件でした」と答えている。

妻が夫をどれだけ具体的に支えられるかどうかは、共働きか否か、あるいは子育ての負担などによっても変わるだろう。ただ、「仕事に打ち込む夫の姿勢を理解する」ことは、夫を出世させるタイプの女性に共通している。それには「胆力」が必要であり、高い能力も必要だ。伝統的な日本女性に見られた「夫を成功させ、家族を成功させる」という能力に対する尊敬を取り戻していく必要があるだろう。(晴)

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