命を懸ける

命を懸ける
幸福を実現する政治

釈量子著

幸福実現党刊

幸福実現党の釈量子党首が、著書『命を懸ける』(幸福実現党刊)を発刊した。

現在、世間でまことしやかに言われている、「消費増税はやむをえない」「税と社会保障の一体改革が必要」「中国と仲良くすれば日本経済はよくなる」などが、政治のウソであることを喝破した一冊だ。

これまで釈党首は、北朝鮮の政治犯強制収容所で生まれ、自らも政治犯として育った申東赫(シン・ドンヒョク)氏や、現在は中国の自治区となっているウイグル(東トルキスタン)の人権活動家ラビア・カーディル氏など、無神論国家によって自由を奪われた人々との対談をしてきた。

著書では、彼らとの対話の中での気づきを交えながら、なぜ同じ時代に隣の国に「地上の地獄」があるのか、なぜ国を治める政治家に信仰心が必要なのかなどを述べている。そして、こうした「地上の地獄」がなぜできたのかを突き詰めるとマルクスの『共産党宣言』があり、その影響を終わらせるために発された、大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁の『幸福実現党宣言』が、幸福実現党の創立趣旨であることを改めて訴えた。

マルクス主義によって現われたのは、貧しさの平等であり、自由が制限された社会だ。中国ではいまだに言論が統制され、私有財産も認められていないため海外に資産を逃がす人々が後を絶たない。こうした現実があるにも関わらず、日本では、マルクス主義の思想の影響が強く残っており、知らないうちに自由が奪われていると釈党首は言う。

こうした自由の抑圧に対し、幸福実現党が目指すのは「自由の創設」であり、その自由の意味とは、「神は、人間を神の子として創った」からこそ、「一人ひとりが、善なる存在となる権利、繁栄する権利、努力して天上界の光となれる権利を等しく持っている」ことにあると語っている。

この他、アベノミクスが行き詰まっている理由や、自民党政権でも日本の"社会主義化"が止まらないことに対する危機感、国防や教育、政治のあるべき姿など、さまざまに論じている。

宗教政党ゆえに全体主義的と誤解する向きもあるが、むしろ宗教政治家だからこそ、ウソやごまかしだらけの政治ではなく、自由を抑圧するものと戦い、日本や世界の人々の幸福にする政治が可能になることを予感させる。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『命を懸ける』 釈量子著

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