幸福の科学大学の不認可問題を受け、大川真輝・幸福の科学副理事(早稲田大学在学中)が幸福の科学の現役大学生信者と座談会を開催。その一部が収録された『僕らの宗教、僕らの大学(上・下)』(大川真輝著・幸福の科学出版)の中で、信仰を持つ大学生が不当な扱いを受けていることは、すでに本欄でも紹介した。

今回は、この座談会の開催にあたり、幸福の科学の学生信者、OB・OGを対象にしたアンケートで明らかになった、大学での驚くべき実態を紹介する。

大学内での宗教の扱われ方が、偏見に満ちたものであることは、すでに同書でも指摘されているが、友人との個人的な会話でさえ、宗教に関する話だと、報告を受けた大学側から注意を受けるケースがあるという。以下は、アンケートの抜粋。

  • 友人に幸福の科学の本を貸したら、大学側に呼び出され、「布教活動は一切禁止」と怒られた(大阪・女子大)
  • 友人に幸福の科学出版が製作した映画のチケットを渡していたら、大学の掲示板に「チケットを受け取らないように」という注意事項を貼られた(京都・女子大)
  • 幸福の科学の本を「他の生徒に見せないようにしろ」と言われた(栃木・四年制大学)

また、同じ新興宗教であっても、扱い方には違いがあるようだ。

  • 大学生協の書籍部に、幸福の科学出版が発行する月刊誌「ザ・リバティ」「アー・ユー・ハッピー」を置いてもらいたいとお願いしたが、「特定の宗教団体のものは置けない」と断られた。だが、創価学会を母体とする出版社が発行する雑誌「第三文明」売っていることを問いただすと、ただ謝るだけで、結局、置いてもらえなかった。(東京・四大)

さらには、アカデミック・ハラスメント(パワハラの学校版)とも言えるような事態も起きている。

  • 教授が「原発反対」をゼミで延々と言い続けているので、幸福実現党の政策を元に討論していたら、「単位が出るか出ないかは私が決めるんだけど、わかってる?」と言われた(栃木・短大)
  • 幸福の科学出版の映画のチケットを友人に渡していたら、副学長と大学教員から呼び出されて、「これ以上宗教に関することをしたら停学になる」と言われた(埼玉・短大)

大学内で、本を友人に貸したり、映画や演劇に誘ったり、どこかの政党や識者の意見を参考にしながら、自分の思想信条を他人に伝えることは、日本全国の大学で日常的に行われていることだ。それを「宗教だから」という理由で縛るのであれば、まさに「宗教弾圧」であろう。

このような弾圧は許されるべきではないが、裏を返せば、日本の既存大学で宗教に対してひどく扱われている現状があるからこそ、信仰を持った学生たちが、幸福の科学大学の開学を願うのだ。

憲法が保障する「信教の自由」「学問の自由」が守られる国でありたいと、心から願う。(飯)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『僕らの宗教、僕らの大学(上)』 大川真輝著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1338

幸福の科学出版 『僕らの宗教、僕らの大学(下)』 大川真輝著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1339

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