幸福の科学 総本山・那須精舎。
雄大な那須連山のふもとに位置する、幸福の科学の4番目の総本山。境内地に霊園「来世幸福園」や「幸福の科学学園」を擁し、国内外から参拝者が訪れる。

本欄では4回にわたり、「お彼岸」「供養」「お墓」「お葬式」のスピリチュアルな真相について、幸福の科学総本山・那須精舎の境内地にある霊園・来世幸福園の法要担当者の方にお話を伺っていきます。

3回目のテーマは、「お墓」の意味。

お彼岸の時期に、先祖への供養の気持ちや感謝を表して、墓の前で手を合わせた人も多いはずです。一方、最近は「0(ゼロ)葬」といって「亡くなった方を火葬したら、遺骨も引き取らずに処分し、お墓も作らない」という考え方も流行っています。また、山や海に遺骨や遺灰をまく、「散骨」を選ぶ人も増えています。

その背景には、お墓を作ることに関して、「私たちは伝統に縛られて、不必要なことをしているのではないか」という疑問があるのかもしれません。お墓の意味を、今一度考える必要がありそうです。

Q.お墓の役割とは何でしょうか?

A.お墓というのは、「霊界のアンテナのようなもの」です。私たちは故人や先祖に、感謝の気持ちを向けたり、供養したりするにあたっても、「あの世に念を送る方法」が必要です。お墓を作ってその前で念を集中すると、気持ちが霊界に届けられやすくなるのです。

Q.お墓が無いとどうなるのでしょうか?

A.最近は、散骨などをする人もいます。しかし、お墓が無ければ、成仏していない霊は行き場がなくて大変なことになります。

お墓は要らないという「0葬」や「自然葬」という考えも流行ってきつつあります。もし、こうした考え方の根底に、「霊などない」「あの世などない」といった唯物論があるとすれば、危険です。少なくともそうした考え方を持っていると、死後混乱して、天国に還ることは難しいでしょう。

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目の前にお墓があるからこそ、そこに向かって手を合わせ、故人のことを強く思うことができます。その思いは、ちゃんと届いているようです。

お墓は世界各地にあります。キリスト教、仏教、イスラム教にもお墓はあり、エジプトのピラミッドや、日本の古墳もお墓と言われています。お墓には、単に「故人を思い出すきっかけ」ではなく、「霊的なアンテナ」という明確な機能があるからこそ、これだけ広がっているのかもしれません。

次回は、「お葬式のスピリチュアルな真相」について聞いていきます。

【関連サイト】

来世幸福園公式サイト

http://raise-nasu.kofuku-no-kagaku.or.jp/

来世幸福セレモニー株式会社

http://raise-kofuku.jp/

【関連書籍】

幸福の科学出版 『エクソシスト概論』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1223

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2013年4月号 仏教入門 - 七大宗派が初めてわかる (1)

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Web限定記事 佐世保の同級生殺害事件、精神疾患、お盆の先祖供養を霊的視点から考える

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