幸福の科学 総本山・那須精舎。
雄大な那須連山のふもとに位置する、幸福の科学の4番目の総本山。境内地に霊園「来世幸福園」や「幸福の科学学園」を擁し、国内外から参拝者が訪れる。
「お彼岸」の時期となり、実家に帰ってお墓参りをした人も多いでしょう。
お墓参りと言えば、最近は「終活」という言葉が定着しつつあります。これは、人生の最期に向けて、お墓や葬儀、相続といった物理的な準備、そして自分の生き方を見つめる精神的な準備のこと。この「お彼岸」の機会に、自分やご家族の「終活」のことを考える人も多いはずです。
本欄「終活論」と題して4回にわたり、「お彼岸」「供養」「お墓」「お葬式」のスピリチュアルな真相について、幸福の科学総本山・那須精舎の境内地にある霊園・来世幸福園の法要担当者の方にお話を伺っていきます。
第一回目のテーマは、「そもそもお彼岸とは何か」です。「お彼岸は一つの伝統に過ぎない」と思う方もいるかもしれません。しかし、そこには重要な霊的な真相があります。
Q.お彼岸にはどのような意味があるのでしょうか?
A.お彼岸の頃には、地上と霊界との交流が盛んになります。
あの世では、「ある人のことを強く思うと、一瞬でその人のところに移動できてしまう」という法則があります。そしてお彼岸では、この世の私たちが、お墓参りの習慣などを通して、あの世の故人に思いを向けることが多くなります。つまりこの時期は、あの世の霊が、この世に出てきやすいと言えます。
そのためお彼岸は、故人に感謝の思いや、供養の思いを"直接"向けることのできる、貴重な機会となります。
霊界にいる故人も、お彼岸の時期にはこの世の家族(遺族)を思い出し、「今度のお彼岸は供養してくれるかな」と期待しているものです。長年、来世幸福園での聖務をしていると、お盆やお彼岸には、故人の供養への期待が高まっていく感覚があります。
Q.先祖に対して、どのように感謝を捧げればいいのでしょうか?
A.先祖がいるおかげでこの世に生まれられ、魂修行の場を頂いたことや、生前していただいた恩に対して感謝を捧げてください。そのような感謝と報告を兼ねた言葉を、お墓の前で心のなかで言ってあげてもよいし、人目が気にならないところであれば、口に出して言ってもけっこうです。
普段、あの世の先祖はあの世の生活を、この世の私たちも自分たちの生活をそれぞれしています。そんな中で「お彼岸」は、お互いがお互いを思い出すことで、久しぶりの再会を果たす機会とも言えそうです。この時期、先祖や故人のことを思えば、その人が目の前に来ているかもしれません。
次回は、お彼岸で行う「供養のスピリチュアルな真相」について聞いていきます。
【関連サイト】
来世幸福セレモニー株式会社
【関連書籍】
幸福の科学出版 『エクソシスト概論』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1223
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