東京都内で12日に開かれた「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」で、安倍昭恵首相夫人が、安倍晋三首相の家事参加の事情を披露した。「一緒に片付けして、皿洗いしてくれます」というエピソードのほか、時間のある時には首相自ら洗濯することもあるという。昭恵夫人は「私が朝、ごみを出さないで置いておくと、ゴミを出しておいてくれます」と言いつつ、「こういう席で言ってもらいたいのかも」とも話した。

昭恵夫人といえば、「家庭内野党」を名乗り、これまで脱原発や防潮堤反対など、安倍首相の政策と反対の発言をすることもあった。シンポジウムでは、「反対意見を持ったような人たちの意見も吸い上げて、主人に伝えたい。主人の考え方を変えようとか、そんなつもりはない」とその意図を説明。客席にいた安倍晋三首相が、「明らかに私の考え方を変えようとする時もある」と話すと、会場は笑いに包まれた。

昭恵夫人の行動や言動の本音はどこにあるのか。それを探るため、今年2月に大川隆法・幸福の科学総裁は昭恵夫人の守護霊を招霊し、インタビューを敢行。それを収録した書籍『安倍昭恵首相夫人の守護霊トーク 「家庭内野党」のホンネ、語ります。』には、首相の「ゴミ出し」について気になる話がある。

昭恵夫人の守護霊は、都知事の舛添要一氏や作家の三浦朱門氏が、夫人からゴミ出しをするよう「命じられている」というエピソードを受けて、「そういう躾のような教育は、一切ございません! それは、ご主人様が奥様を愛しすぎているために、奉仕されているんだと考えますね」と指摘。自身は夫である安倍首相に家事を「命令」してはいないと話した。

また、昭恵夫人の守護霊は、「家庭内野党」発言の背景には、あえて自身が批判的な発言をすることで「敵の側のほうの切り崩しを、少ししていかないといけない」という考えがあると明かした。

今回の「家事」発言も、安倍首相が「女性は家庭に入り、夫を支えるべき」という保守的な考えを押し付けてはいないと見せたり、女性の権利を主張する左翼層にアピールするという意味合いもあるかもしれない。

こうしてみると、夫をいじっているかのように見えて、実は「アゲて」いる。自身の仕事で家を空けることも多いという昭恵夫人だが、「ユーモアで夫の仕事を支える」という、新しいファーストレディ像が浮かび上がってくる。(晴)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『安倍昭恵首相夫人の守護霊トーク 「家庭内野党」のホンネ、語ります。』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1124

幸福の科学出版 『吉田松陰は安倍政権をどう見ているか』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1039

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