8月17日付朝刊各紙から拾い読み。

高校に「近現代史」新設(産経新聞)

文部科学省が高校の地理歴史科で、日本史と世界史を統合した科目「近現代史」を新設する検討を始めた。明治以降の日本の近代化の歩みを学ばせることで、国際社会で自国の立場をきちんと主張できる日本人を育成する狙いがあるとみられる。

⇒現在、公立の中学・高校では、江戸時代までの学習にほとんどの授業時間を費やしていることが多い。しかし、明治以降の日本史こそ教えるべきだ。「二度と戦争しない」と声高に言っても、開国以降、日本がどのような国際情勢の中に置かれてきたかを知らなければ、なぜ戦争に至ったかを考えることさえできない。

米黒人射殺「青年が直前に強盗」(毎日新聞ほか)

米中西部ミズーリ州で起きた警察による黒人青年射殺事件で、地元警察は、射殺された青年が事件直前に近くのコンビニで強盗を働いたとして、防犯カメラの映像を公開した。遺族は「警察は射殺を正当化しようとしている」と反発。抗議デモが再燃する可能性もある。

⇒警官が銃を持たない青年を射殺したことと、青年が強盗を働いたことは別の問題だ。デモは全米に広がっているというが、警察が問題から目をそらすことなく再発防止を徹底しなければ収まらないだろう。目を転じて、アメリカは日本への原爆投下を南京大虐殺をでっちあげることによって正当化した。「悪いことをした者には何をしてもいい」という論理は危険な考え方だ。

ウクライナ 露訓練の1200人東部入り(読売新聞ほか)

親ロシア派武装集団「ドネツク人民共和国」のザハルチェンコ首相は、ロシアで4カ月間軍事訓練を受けた1200人の戦闘員を受け入れたことを明らかにした。戦闘員がロシア人かどうかは不明。また、ロシアの軍事車両がウクライナに越境したと英紙が報じた件について、ウクライナのポロシェンコ大統領が追認。ロシアは越境を否定している。

⇒一方で、ロシアではマレーシア機撃墜はウクライナ軍の仕業と考えられており、事件以降、プーチン政権の支持率はますます上がっている(17日付産経新聞)。また、ウクライナ軍人がロシアに亡命を求めたという情報もある(16日付ロシアの声)。ウクライナ問題は各陣営からの情報が錯綜し、真実を見極めるのが難しい。ただ、あまりヒステリックにロシアを追い詰めると、ロシアが中国との結びつきを強め、新たな冷戦構造を作ってしまうことを忘れてはならない。(紘)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『「正しき心の探究」の大切さ』 大川隆法著

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幸福の科学出版 『天に誓って「南京大虐殺」はあったのか 『ザ・レイプ・オブ・南京』著者 アイリス・チャンの霊言』 大川隆法著

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幸福の科学出版 『プーチン大統領の新・守護霊メッセージ』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1148

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