中国が、「南京大虐殺」「従軍慰安婦での人権侵害」に関する資料を、ユネスコの世界記憶遺産に登録申請したことは、昨日の本欄でも紹介した。だが、今度は韓国が、「従軍慰安婦」に関する資料を記憶遺産に登録する動きを見せている。

韓国外交省の金東起・文化外交局長が、北京で開かれた中韓外務省主催のフォーラムで、「韓国と中国は共に苦難の歴史を経験した。ユネスコの精神は平和の追究であり、我々はこの方面で協力することができる」と語った。

すでに韓国の女性家族省は今年1月、世界記憶遺産への登録を目指し、資料を整えている事実を明らかにしていた。同省は同月末、フランスで行われたアングレーム国際漫画祭に「旧日本軍が慰安婦を性奴隷にしていた」という、事実と異なる反日マンガ・アニメを出品したが、こうした動きもユネスコへの登録に向けた国際的な雰囲気づくりの一環だったと見ていいだろう。

この漫画祭には、韓国側のウソの主張に反論するため、日本の市民団体「論破プロジェクト」(藤井実彦代表)が参加。漫画を通じて、「慰安婦」は存在したが「強制連行」の事実はなかったことや、慰安婦は「性奴隷」ではなく兵隊を相手に商売する民間の娼婦で、高給取りだったなどの事実を訴えた。

藤井代表は今回の韓国の動きについて、「漫画祭のときも、主催者のフランス人は韓国の主張を100%信用し、私たちをブースから追い出した。ユネスコの本部があるフランスは、中国とのつながりも強く、このまま何もしなければ、本当に登録される可能性もある」と危惧する。

国際社会では、「旧日本軍は朝鮮人を性奴隷にした」という認識が大勢を占めるが、この認識が広まったきっかけは、1996年に国連人権委員会に提出された「クマラスワミ報告書」だ。「慰安婦は性奴隷」「人道に対する罪」となどと記されたこの報告書について、当時の同委員会は「歓迎」し、内容を「留意」するという決議を採択した。

同委員会は、今年7月にもスイス・ジュネーブで、自由権規約に関する第6回日本政府報告審査を行うが、この中で、慰安婦問題は審査対象の一つになっている。そのため藤井氏らは、慰安婦問題に対する関係者の間違った認識を払拭させ、真実の歴史を訴えるため、同地を訪問する予定。国際的な世論への働きかけを行うという。

慰安婦が性奴隷ではなかったことは、様々な証拠から明らかになっている。例えば、インターネット上の動画で有名なテキサス親父ことトニー・マラーノ氏は、「慰安婦は自らの意志で売春していた」ことを示す資料をワシントンの公文書館で見つけている。

実はこのテキサス親父は6月中旬に来日予定で、論破プロジェクトが主催する「テキサス☆ナイト ――歴史プロパガンダ戦争勃発! 日本を取り巻く情報戦を徹底ロンパセヨ!!――」に参加。6月23日から29日までの4日間、大阪、名古屋、札幌、東京の4会場で、『永遠の0』の著者・百田尚樹氏をはじめ、豪華言論人と対談する(詳細は http://texas-night.com/ )。

ウソや間違った主張が、世界の「常識」として幅を利かせることは許されない。日本でも正しい歴史認識を広め、韓国や中国が仕掛ける「歴史戦」を打ち破らなくてはいけない。(晴)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『天に誓って「南京大虐殺」はあったのか』 大川隆法著

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幸福の科学出版 『潘基文国連事務総長の守護霊インタビュー』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1040

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