2014年7月号記事

法話レポート

武力行使自体を悪とする思想には善悪を分かつ智慧がない

「愛が時代を動かす」

5月17日 中部正心館

安倍晋三首相が、集団的自衛権行使容認に向けて検討を進めると表明したことで、「日本が戦争できる国になる」などと反対の声が挙がっている。そうした流れを受け、本法話では集団的自衛権についての見解が示された。

戦争自体を悪とする考えには善悪を判断する智慧がない

冒頭、大川総裁は、1994年段階で北朝鮮の核ミサイルの危険性を警告したのに、20年あまりも放置して危機を拡大させた政治の無策を批判した。現在は、アメリカの軍事的な威信が低下する一方で中国が台頭し、ベトナムやフィリピンと衝突しており、 「いつ戦争が始まってもおかしくない」 と警鐘を鳴らした。

不法な攻撃を受けた隣国を救うために、日本が何もできないなら、 「ASEANのリーダーとしての信頼感は大きく失われる」 と語った。

もちろん「戦争そのものが悪」とする考え方もあるが、そうした考え方は 「善悪を判断する智慧がない」 、突き詰めていえば 「神仏の心が分からないということ」 だと喝破した。

国民が飢えているのに核兵器を作り続けている北朝鮮や、自国民の信教や言論の自由を奪い、侵略行為を行う中国は、神の目から見て間違っている。こうした国の横暴を防ぐための実力行使と、自国の利益を得るため他国を不幸に陥れる実力行使は、価値判断において異なるとした。

立憲主義の視点から、改憲の手続きを経るべきとの考えもあるが、危機が迫った現状では間に合わない。大川総裁は 「法律のために人間があるのではなく、人間のために法律がある」 と指摘し、 「愛の行為が、同時に神仏の願う正義とも一致していくよう努力すべき」 と主張した。

日本には、アジアのリーダー国家として、智慧を伴った愛の行為が求められている。

ここに紹介したのは法話のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

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