韓国との従軍慰安婦問題の元凶となっている「河野談話」については、見直しを求める声が高まっている。17日には、神奈川県平塚市で「河野洋平氏に公式謝罪を求める!国民デモin平塚」が行われ、約300人(主催者発表)が参加した。平塚市は、1993年に談話を発表した河野洋平官房長官(当時)の出身地で、息子である河野太郎衆院議員が地盤を持っている地域だ。

今回のデモは、「河野談話白紙撤回を実現させる!会」が主催した。集会では、同会の苅部勝人代表が「この平塚の地で、河野(洋平、太郎)両氏に謝罪を求めることは、彼らにとって最も反省を促すことになる。全国でもかつてなかったこのデモを、皆様がたの手で成功させよう」と述べた。その後には、協賛団体の幸福実現党から、加藤文康幹事長が「必ずや近い将来、河野談話の白紙撤回を実現し、河野洋平氏に謝罪を促してまいりましょう」とあいさつした。

苅部代表は集会で声明文を読み上げ、「あなたが唯一なすべきは『お詫びと反省』である。あなたが失わせた日本国の誇りを、日本国民が取り戻すために、河野洋平氏に公式の場で謝罪することを、ここに強く求めるものである」と、河野氏に対して公式な謝罪を求めた。

集会後、参加者はデモ行進。「日本を追いつめる河野談話は、史上最悪の捏造だ」「河野洋平氏は、公式の場で謝罪せよ」「韓国のいいなりになって作成した河野談話を撤回せよ」「河野太郎氏は、河野談話を擁護することをやめろ」などとシュプレヒコールを上げた。

参加した40代の会社員の男性は「デモを通した私たちの思いは、平塚市民の心に届いたと思った」。70代の男性は「河野洋平氏は、国難の火種の大元なので、今日は本当に内容のあるデモだった。国民の代表として参加できたことを嬉しく思う」と感想を述べた。

河野談話は、戦前に日本の官憲が女性を強制連行して慰安婦にしたことを、日本政府が事実上認めたもの。しかしその根拠は、韓国側が選んだ「元慰安婦」の聴き取りのみで、裏付け調査もされず、韓国への外交配慮で発表されたものであることが分かっている。こうした点を踏まえ、幸福実現党は河野談話の白紙撤回を求める署名を全国で募り、約13万筆分を先月、内閣府に提出している。

根拠のない従軍慰安婦問題を世界的に広め、日本の信用を傷つけた河野談話は、ただちに白紙撤回すべきだ。(壹)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『「河野談話」「村山談話」を斬る!』 大川隆法著

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