宇宙人によるアブダクション(誘拐)体験が世界中で報告されている。NHK総合で放送された「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」の初回「私は宇宙人に誘拐された! ~アブダクション・人の記憶は本物なのか~」では、その宇宙人による誘拐事件を扱った。昨年のBSプレミアムでの放送に新たな映像を追加して制作されたものだ。
番組では、アメリカのアブダクションや日本の金縛り、西洋の夢魔は、どれも同じ現象なのだと主張する。睡眠中、眠りが浅くなると、肉体は起きていないまま、視覚や聴覚などの感覚が研ぎ澄まされる。その中で、恐怖の感情を司る扁桃体が活性化すると、なぜか恐怖を感じ、その理由を、本当は存在しない何ものかの姿を見たことに求めるのだという。
さらに、退行催眠を受けた際に、意識が脳のごく一部に集中することも、アブダクション体験の「幻覚」を現実の記憶と錯覚する元になっていると主張する。
アブダクション体験者約350人への聞き取り調査を行ったという、アメリカのハーバード大学の心理学者スーザン・A・クランシー教授によれば、日常的に心身の不調を感じている人が、アブダクションに関する本などを読むと、「これですべて説明がつく」「自分もアブダクションを受けたに違いない」と信じ込むのだという。
アブダクション現象はすべて「脳」のせいであり、「幻覚」や「偽の記憶」を真実と勘違いしているのだという、極めて唯物的な結論で終わった。
前半の暗くおどろおどろしい演出と、後半の明るく安心させる演出の落差はまるで、「科学の光が迷妄を解き明かす」とでも言いたいかのようだ。
しかし、マンハッタンのビルからけん引された人を警官が目撃した話など、反証もある状況で、一部の学者の主張を「真実」と持ち上げるのはいかがなものか。数百万人もの人がアブダクション経験を語っているが、このすべてが「偽の記憶」によるものだと証明できるのだろうか。
NHKの結論と検証する姿勢は、本当に「科学的」な態度と言えるのか、疑問を感じずにはいられない。大川隆法・幸福の科学総裁はこのほど、アブダクション体験者について、その体験時に時間をさかのぼって透視する、「タイムスリップリーディング」を行った。
「『宇宙人によるアブダクションと金縛り現象は本当に同じか』―NHKへのご進講―」では、アブダクション経験者3人と、金縛り経験者2人のリーディングが行われた。
その中では、寝ている時に宇宙人に何か棒のようなものを体に差し込まれた記憶がある男性、宇宙人にやさしくハグされた経験を持つ女性がリーディングを受けた。果たしてそれは、「脳の作用」による偽の記憶だったのか?
「エイリアン・アブダクション ―真実の超常ファイル―」では、宇宙船らしきものに連れ込まれたアブダクション体験者2人のリーディングが行われる。宇宙人が何を調査したがっているのか、アブダクションの手口など、非常にリアルな真実が見えてくる。
上記2つのリーディングは、4月17日(木)から、全国にある幸福の科学の支部・拠点・精舎・布教所で公開される。このリーディングを見れば、真に「科学的」な姿勢とは何かが分かるだろう。恐怖体験を回避する方法も明かされるため、アブダクション体験に心当たりがあるという人にも見ていただきたい。
【関連サイト】
幸福の科学公式サイト 大川隆法総裁 法話・霊言 公開情報
エイリアン・アブダクション―真実の超常ファイル―
http://info.happy-science.jp/lecture/2014/10146/
「宇宙人によるアブダクションと金縛り現象は本当に同じか」― NHKへのご進講―
http://info.happy-science.jp/lecture/2014/10145/
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2012年10月号記事 宇宙人が常識になる日 - 近未来映画「神秘の法」が扉を開く
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2013年10月3日付本欄 【UFO・宇宙人体験】鼻から出てきたメモリーカード