火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長がこのほど、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、「富士山はいつ噴火してもおかしくない状態。避難計画を作り、それに沿った訓練が重要だ」と述べた。国と静岡・山梨・神奈川県がつくる「富士山火山防止対策協議会」も2月、初めて広域避難計画をまとめており、避難対象者は約40~80万人にのぼると予想している。

2013年9月には鹿児島県桜島が噴火し、11月には小笠原諸島で新島が浮かび上がるなど、日本列島付近では火山活動が活発化している。東日本大震災の4日後に富士山直下約15キロを震源とするマグニチュード6.4の地震が発生し、富士山では現在も地震活動が続いている状態だ。

藤井会長は同番組で、「火山灰が5ミリ積もっただけで、車は坂道を登れなくなる」と、交通網がまひする可能性も指摘。東京や千葉など、首都圏一帯に大きな影響を与える可能性が高く、対策が急がれる。

富士山噴火の危機については、大川隆法・幸福の科学総裁による霊言で、経済学者ケインズの霊や日本神道の主祭神・天照大神が12年の段階で警告していた。また、火山の噴火や地震、異常気象など、天変地異の背景には神意があることが解説されている。

13年7月の霊言「天照大神の未来記」においては、天照大神の霊が富士山の噴火を再び警告した上で、1995年の阪神・淡路大震災の背景について、次のように明かしている。

「あのときは、村山総理が伊勢へ参拝しなかったこともありましたが、その前の『河野談話』から、その当時の『村山談話』等で、『日本は、歴史認識において侵略国家であって、他国にお詫びをしなければいけない悪しき国家である』ということを、国のトップの人たちが認めた、というようなことが、近隣からのゆすり・たかりを呼び込むことになったわけですけれども、そういうことへの神の怒りが、阪神・淡路大震災で表されておりました」

天照大神は同霊言で、日本人に対し、神への信仰を取り戻すこと、また先の大戦が、欧米の植民地支配からアジアの人々を解放する聖戦であったことを認めること、亡くなった英霊に対して感謝の思いを伝えることを求めた。天皇陛下と安倍晋三首相に対しては、靖国神社に慰霊に行くのは「当然のこと」と指摘した。

その後、12月に安倍首相は靖国神社を参拝。今年に入り、河野談話のもとになった慰安婦の聞き取り調査は裏付けをとれてないという事実も明らかになっている。

富士山噴火の危機に対して、具体的な防災対策が必要なのは言うまでもない。しかし根本的には、河野・村山談話の見直しをはじめ、「日本は侵略国家だった」という誤った歴史認識の見直しを通して、日本を愛し、神を信じる心を国民に復活させることが不可欠だと言えるだろう。(晴)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『天照大神の未来記』 大川隆法著

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幸福の科学出版 『「正しき心の探究」の大切さ』 大川隆法著

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