世界各地でUFOの目撃情報が報告されているが、実は、フランスにはUFOが着陸することを禁止した法律がある。女性情報サイトのマイナビウーマンが、「ありえないと思う世界の法律」についてアンケートを取ったところ、男性5位、女性4位に、「フランスのぶどう園でUFOを止めたり、着陸させるのは禁止」という法律がランクインした。

この法律は、フランス南東部のシャトーヌフ・デュ・パプというコミューン(日本の市町村にあたる)が1954年に定めたもので、次のようなものだ。

  • 1)空飛ぶ皿、あるいは空飛ぶ葉巻で知られる飛行物は、国籍にかかわらず、この地域に着陸あるいは離陸することを禁じられる。
  • 2)空飛ぶ皿、あるいは空飛ぶ車で知られる飛行物は、押収されなければならない。

驚くことに、UFOの形状まで具体的に言及している。当時、市長だったリュシアン・ジョン氏はUFOが原子力で動くと考えており、それがブドウの出来不出来に影響すると心配したのだという。ちなみに、同コミューンは上質なワインで有名だ。

UFOや宇宙人の存在が公の場で議論されない日本では、あり得ない法律だが、フランスでは国立宇宙研究センターがUFO情報を集めるなどして、その存在を認めているようだ。

同センターはこの法律が制定された1954年に同じく設立されており、集めたUFOの目撃情報の一部を2007年に公開。仏紙「ル・モンド」によれば、センターが保管する約1600件の情報のうち、人工衛星の落下などしっかりと説明のつくものが9%、およそ説明がつくものが33%、証拠不十分なものが30%とで、UFOなどとして信憑性の高い情報は28%にも上ったという。

先の法律で、実際に"レッカー"されたUFOがあったかどうかは不明だが、日本人もそろそろUFOや宇宙人に対する議論を真剣に始めるべきだ。(居)

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