アメリカではUFOに対する国民の関心が高く、半ばカルチャー化している。町のカルチャースクールから大学の講義まで、あらゆるレベルでUFO情報がごく普通に発信されている。ここ最近の一般市民を対象としたUFO講義を、地方紙やタウン誌、大学の学生新聞などから拾ってみた。

  • MUFON(相互UFOネットワーク)というアメリカ最大のUFO研究団体のインディアナ支部、フィラデルフィア支部、テキサス支部などは、地域の公立図書館で一般市民のためのUFO講座を毎月開催。園児からお年寄りまで参加は自由。地域のUFO未解決事件などがまじめに議論されている模様を各地方紙が伝えている。
  • 45年以上UFOを研究しているジム・レドウィス氏が、10月末にカリフォルニア州ソノマでアニマル・アブダクションとクロップ・サークルについての講義を行うとカリフォルニア州ナパ・ヴァレーのタウン誌が予告。彼はこの10年ロータリークラブなどで生涯教育としてUFO講義をしている。
  • ニューヨーク州立大学ブロックポート校では、心理学とユーフォロジー(UFO研究)専門のスチュアート・アペル教授が亡くなり、9月26日にアラン・ハイネックUFO研究センター長のマーク・ローデギエーリ氏が追悼講演を行った。テーマは有名な目撃事例とアブダクションなどで、多くの学生が受講した様子を大学の学生新聞が伝えている。
  • ちなみにイギリスでも、以前、本欄で紹介した『科学、宗教そしてSETI』の著者、ダラム大学のデヴィッド・ウィルキンソン教授が、ダラム大学で一般市民のためのET探査に関する講義を10月14日に開催する。地元タウン誌が予告。

いずれもローカルな情報だが、これが日本でできたら大きなニュースだ。このように海外ではUFO関連の情報の裾野が広い。政府や軍が公式に認めず、懐疑論者も存在するが、今やアメリカ人の2人に1人はエイリアンが地球に飛来していることを信じており、UFOやエイリアンの存在を堂々主張しているところは日本も見習いたいものだ。(純)

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2013年10月号記事 そもそモグラの宇宙人入門 - 世界の常識に日本は遅れるな!

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