米ワシントン大学の研究チームがこのほど、人から人への、脳での直接の通信実験に成功したと発表した。脳内に電極を埋め込むのではなく、電極のついた帽子をかぶって脳波を測定する「非侵襲型」によるもの。これまでマウスでの通信実験には成功していたが、人から人への実験の成功は世界初という。

実験には、単純なシューティング・ゲーム(インベーダー・ゲームのようなもの)を用いた。送信者は電極のついたヘッドギア、受信者はコイルのついたヘッドギアをかぶり、それぞれのヘッドギアはパソコンを介してインターネットでつながっている。受信者はゲーム画面が見えない位置に座り、耳栓をつけた。

送信者がゲーム画面を見ながら、「標的を撃つ」とイメージすることで脳波を出す。すると、受信者の指が本人の意志とは別に動き、「標的を撃つ」発射ボタンを押すことに成功。実験を行ったラジェシュ・ラオ教授は、「今は通信が一方通行なので、双方向でできるように研究したい」と語っている。

この研究は、麻痺のある患者の身体機能を、他人の意思を使って回復させるという医療目的で進んでいる。だが、脳から脳に直接情報を送ることができれば、テレパシーにも応用できることが期待され、大きな可能性を秘めている。

たとえば、人間が自在にテレパシーを使えるようになれば、言語が通じない外国人、さらには宇宙人とも意思の疎通が可能になる。アメリカやロシアは、宇宙人から先進的な軍事技術を教えてもらっていると噂されているが、水面下では、すでにテレパシー技術が確立しているのかもしれない。

日本では、宇宙人やUFOの存在を笑い飛ばす風潮が根強く、その分野の研究は非常に遅れているようだ。こうした中で、宇宙人リーディングなどを通じて、日本人を啓蒙し続ける大川隆法・幸福の科学総裁は、次のように語っている。

「あの世の物理学的・数学的証明と、宇宙航行技術については、宇宙人から教えてもらったほうがよいかもしれません」「(地球にやってきた宇宙人たちは、捕まることを恐れて)姿は現さずに、まずは、言葉というか、テレパシーでの交信になるでしょうね。そうすると超能力が必要になりますので、そちらも解明しなければいけないですね」(『幸福の科学学園の未来型教育』)

地球人類が宇宙時代を迎えるためには、テレパシーの研究が欠かせないと言えるだろう。日本人も、自分が見たり聞いたりできる小さな範囲のみで物事を考えることをやめ、「先が見える者」の言葉に耳を傾ける誠実な姿勢を持つべきだ。(居)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『幸福の科学学園の未来型教育』 大川隆法著

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