テレパシーの科学的実験が縁となって恋に落ち、結婚したカップルが、今度はテレパシーによる恋愛指南を始めたという。

12日の米ディスカバリー・ニュースによると、「純粋理性研究所」のディーン・ラディン上級研究員が行った超心理学の実験で、それまで赤の他人だったジュリー・ベイシェル氏(女性)とマーク・ボキュージ氏(男性)の間にテレパシーが働くのが確認された。

なお、純粋理性研究所はアポロ14号で月に降り立った、元宇宙飛行士のエドガー・ミッチェル氏が霊性を研究するために設立したものだ。

実験では、ボキュージ氏が、隔離されているベイシェル氏を、カメラを通じて観察した。すると、彼の視線が彼女に注がれている時とそうでない時の彼女の生理学的反応に、明らかに差が現れた。

この実験がきっかけで結婚した二人は、カップルのための実用的なテレパシーを指南するハンドブックを出版する予定だ。薬理学、毒物学博士である「正統派」科学者ベイシェル博士が、霊性に関する本を出版することに驚きの声もあがる一方、実験を行ったラディン氏は、量子生物学の進歩によって、科学がテレパシーの解明に近づきつつあるとも言っている。

人間の本質は、魂という「思考するエネルギー体」であることを前提に考えると、テレパシーは決して不思議ではない。

こうした「思いの力」を証明する実験はいくつも行われている。米カンザス・シティのセント・ルカ病院心臓研究所のウィリアム・ハリス医師らは1999年、入院している心臓病患者990人に対し、ある実験を行った。患者を2グループに分け、一方のグループの患者に対して、第三者のボランティアに「病気がよくなるように」と祈ってもらうという実験だ。

祈る側の人たちは全員クリスチャンで、患者と面識はなかった。患者のファースト・ネームを知らされ、4週間、自宅などで純粋な善意で祈ったという。祈る側の人たちにも、患者側にも、実験を行っているとは知らされなかった。

結果は、祈ってもらっていない患者のグループに比べて、祈ってもらったグループでは顕著な回復が見られたという。

大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『未来の法』で、「『思いの力』は、実は、信仰の力に比例して強くなるものなのです。(中略)あなたがたが信ずれば信ずるほどに、大いなる力がほとばしり出ます。そして、この世の苦難・困難を押し流していきます。人々の人生を次々と変えていきます」と述べている。

明るい未来を拓くには、正しい信仰のもとに明るく強い思いを持ち続けることが大切なのだ。(純)

【関連記事】

2009年2月号記事 「病は気から」を科学する

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=958

【参考書籍】

幸福の科学出版HP 『未来の法』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=862