タレントのビートたけし氏が、「週刊ポスト」8月9日号の連載記事「ビートたけしの21世紀毒談」で、自分自身が対象となった守護霊の霊言について物申した。この霊言は、大川隆法・幸福の科学総裁が6月下旬に収録し、その後、書籍『ビートたけしが幸福実現党に挑戦状 おいらの「守護霊タックル」を受けてみな!』として発刊されたもの。

たけし氏は、この霊言について、たけし軍団の水道橋博士から教えてもらったとした上で、こう言及した。「守護霊とオイラが対談して決裂したらいったいどうなるんだろう(笑い)。しまいにゃオイラと守護霊が『このニセモノ!』『ニセモノとはなんだ! これがお前の本心なんだ!』と何が何だかわからない罵り合いになってさ」

さらに、たけし氏は、安藤美姫さんの守護霊を呼び出して父親を聞き出すことや、矢口真理さんの守護霊を呼び出して本心を告白させるなどの奇抜なアイデアを提案。「東スポもビックリの新手法だよ。もうバカバカしいったらないんで、勝手にやってくれって話なんだよな」としたが、あえて雑誌の連載で霊言に触れたところをみると、まんざらでもないようだ。

大川総裁が行う霊言現象とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことで、生きている人の「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識で考えている本心である。たけし氏の守護霊は、この霊言の中で、幸福実現党の役員たちに向かって、「君らはね、真面目すぎるんだ。もっと欲望に火をつけないかぎりは、まあ無理だね」などと述べるなど、その毒舌ぶりはたけし氏本人とそっくりだった。

これまでの霊言では、マスコミ関係者も多く出てきており、「週刊金曜日」の編集委員を務める本多勝一氏の守護霊霊言の書籍が出た際には、同雑誌の別の編集部員が、編集後記で「『金曜日』では本多編集委員の『守護霊』にコンタクトする術を持たないため、実現不可能な企画です」と触れるなど、さまざまなところで紹介されている。人々が「霊言」というものにリアリティを感じ始め、あの世や霊言が当たり前と思えるような時代が、もう、そこまで来ているのかもしれない。(晴)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『ビートたけしが幸福実現党に挑戦状』 大川隆法著

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