幸福実現党の釈量子・党首は14日、新宿西口で街頭演説を行い、幸福実現党が「政権のブレーキ役」である公明党に代わる、「保守政治のアクセル」を目指すことを訴えた。以下はその主な内容。

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安倍政権の左傾化に、保守から失望の声が上がっています。

「日本を取り戻す」と言いながら、靖国神社も2013年に一度行ったきり。

安倍談話は、日本の侵略を事実上認めた「第二の村山談話」となりました。

日韓合意は、朝日新聞が吉田清治氏の嘘を記事にした捏造だと、国民の間で分かりつつあったのに、「従軍慰安婦」を事実上認めてしまった。これは「第二の河野談話」です。

安倍首相はさらに5月、憲法9条「加憲」案を発表しました。加憲は、前原民進党代表が、代表選で訴えていたものじゃないですか。

これまで安倍首相を応援してきた保守の識者からも、「こんな加憲案しか出せないのなら、代わりの人はいくらでもいる」と言い始めました。

経済政策では、「消費税を10%に上げて、教育無償化する」と言っていますが、これも前原さんが民進党の代表選で訴えていたものです。「自民党」は政策が民進党になってしまったんです。

なぜ自民党は左傾化したのか。

理由は2つ。

まず、保守層が、どんな政策を出しても、「安倍さん以外にいない」と考えてついてくるからです。だから、安心して左旋回できる。つまり、保守は見切られているんです。それより、左のみなさんの票を頂いた方がいいと判断しているからです。

もう一つは、公明党です。

5月に9条改正「加憲」に落ち着いたのも、公明党への配慮です。

今、安倍首相にとっては、保守層よりも、公明党に配慮した方が、美味しい。

地域振興券だとか、定額給付金、プレミアム商品券も公明党の発案です。さらに安倍首相は、(公明党の提言で)教育無償化も「私立高校の授業料」に広げることまで検討している。

かつて安倍首相は、民主党政権による「子ども手当」「高校無償化」について、子育てを家族から奪い去った子育ての国家化だ。ポルポトやスターリンが行おうとしたことだと、批判していたんですよ。

社会主義化が、もう来るところまで、来ているんです。

誰が、この国や自民党の左傾化を止めるのでしょうか。

公明党が「政権のブレーキ役」と言って、政権の足を引っ張るなら、幸福実現党は「保守政治のアクセル役」として、この国を守る役割を果たし続けます。

【保守政党・公約比較】希望は候補が「民進党」、自民は政策が「民進党」