2016年12月号記事

法話

幸福の科学グループ・大川隆法総裁 大統領選直前のアメリカにメッセージ

今後300年、日米で世界の繁栄を築け

"Freedom, Justice, and Happiness"
(自由、正義、そして幸福)

2016年10月2日(現地時間) ニューヨーク Crowne Plaza Times Square Manhattan

会場には500人を越える聴衆が詰め掛けた。参加者の一人は「光に満ちた講演だった。偉大な力には偉大な責任が伴うというお言葉が強く心に響いた」と語り、偉大なアメリカ復活への使命感を強めていた。

大川隆法・幸福の科学グループ総裁は10月、アメリカ・ニューヨークで4年ぶりの海外説法を行った。

すでに2500回を超える大川総裁の法話や霊言は、世界情勢に大きな影響を与えてきた。1990年からEUの行き詰まりや中国・北朝鮮の脅威を見抜き、ウクライナ問題でロシアを孤立させる危険性を訴えるなど、国際政治の指針を示している。

8年前には、オバマ大統領が就任すれば、アメリカは「世界の警察」であることをやめ、国際社会は混乱の中に置かれると予言していた。それが正しかったことはその後の歴史が証明している。米軍がイラクから撤退したことで、「イスラム国」が生まれた。アジアでは、中国の覇権拡大を止められない。次期大統領のスタンスによっては、さらに混乱は加速するだろう。

世界の未来を左右する大統領選直前、大川総裁は「ワールド・ティーチャー(世界教師)」として、世界ナンバーワン国家・アメリカの覚悟を問うた。

大川総裁は、8年ぶりにニューヨークを訪れた感想を次のように述べた。" You have the mission to make a new dream for the world. The new mission to show the future picture of the world. But this is just missing, I felt, in New York. "(あなたがたには、世界の新たな夢を創る使命があるのです。世界の未来ビジョンを示す新たな使命があるのです。しかし、それが失われつつあると、ニューヨークに来て感じました)

現在のアメリカが陥りつつある「孤立主義」や極端な「プラグマティズム(実用主義)」を超え、「神の視点」を踏まえた、新たな哲学が必要であることを強調した。

法話の最後に、大川総裁は" America and Japan, these two countries, must be the great leaders of the world from this year, for at least three hundred years. "(アメリカと日本という二つの国は、今年以降少なくとも300年間、世界の偉大なリーダーとならなければなりません)と、参加者の使命感を喚起した。

その後行われた質疑応答では、共和党大統領候補、ドナルド・トランプ氏を" He's an honest man, a reliable man. "(正直で信頼できる人物)と評し、この国をもっと偉大にしてくれるだろうと述べた。

トランプ氏の評価は二分しているが、未来を見通してきた大川総裁の発言に耳を傾けたい。

次ページからのポイント

帰国後の法話「ニューヨークで考えたこと(2)」

ニューヨーク近辺の支部と書店を視察