七海ひろこ候補(右)と手塚安珠さん(左)

31日に投開票を迎える東京都都知事選で、美人候補として話題になっている七海ひろこ候補。そんな彼女に、現役女子大生・手塚安珠さんが突撃。七海氏の掲げる政策に、素朴な疑問をぶつけてみた。

七海氏は「東京No.1宣言」と称して3つの約束をかげている。本記事でテーマとなるのが、その二つ目「家族でも、一人でも、育てやすい、住みやすい都市・東京を実現します!」。

その主な内容は、容積率の緩和や空中権の活用などにより、東京をニューヨークを超える超高層都市に新生させる。どの世代でも「安くて、広い家」に住めるようにする。というものだ。

この政策について、手塚さんの疑問とは?

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――私は、七海候補の「容積率を緩和して、高層ビル化を進める」という政策にも魅力を感じます。これからの結婚や子育てなどを考えると、東京の住宅の狭さは、大きな課題だと思います。一方、日本は地震大国でもあります。建物を高層化したときに、避難できるのか、倒壊するのではないか、という不安もあるのですが……。

高層ビルの方が安全

七海: 本当にごもっともな不安だと思います。

ただ、思い出していただきたいのが、東日本大震災や、熊本地震の映像です。壊れずに残っていた建物は、実は高めのビルが多かったと思います。逆に、低くても建てられてから年数が経っているものは、潰れてしまうケースが多くありました。

阪神淡路大震災の際も、地上100メートル以上のビルに、死者が出るレベルの被害はほとんどなかったんです。

耐震・免震の技術は、日進月歩で進んでいます。そのため実は、新しく建てられて、高層化しているビルの方が安全なんです。

東京の耐震・免震技術は、世界4位だというランキングもあります。1位じゃないのが悔しいのですけど(笑)、世界最高レベルの技術です。なので、逆に平屋や木造のお家よりも、新しい技術による家に住んだほうが安全なんです。

高層ビルこそ地震に強い都市をつくる

七海: 防災という観点で言えば、最新技術を使った高層ビルを、逆に近隣の避難所にするべきだという専門家もいます。そこに、数万人分が3日ほど過ごせる水や食糧を備蓄したり、お手洗いの環境を整えたりするんです。普通のお家だと、自分たちで準備するのは結構大変ですよね。水は、賞味期限のたびに取り替えなければいけませんし。

いざというときには、「何十階もの高さから逃げられるのか」という心配もあると思うけど、高いビルだったら、地上に降りるだけではなく、屋上にヘリポートを用意するべきです。

また、高層ビルに住宅を集中させることで、公園の用地を確保することもできます。そこに何万人も避難できるようにするという発想もあります。「高いビルが建つと環境が悪くなる」という声もあるけれど、高いビルが建つからこそ、広い公園や緑地がつくれるという観点もあるんですよ。

このように、防災ルートや避難所の確保を考慮した都市設計も、同時にする必要があります。

今決断すれば間に合う

七海: もちろん、いろいろな知見から見た時に、壁も多くあります。楽な道ではないとは思いますが、海外の主要都市でかなりの高層化が進んでいることを考えると、国家で勇気をもって何十年先の未来まで見据えた都市計画をつくる時に来ているんじゃないかなと思うんです。

※(4)へ続く

【関連サイト】

七海ひろこ公式サイト

http://nanami-hiroko.net/

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