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国立代々木競技場にて、8月に開幕するリオデジャネイロオリンピックに出場する日本選手団の結団式と壮行会が行われた。壮行会では、女子レスリングの吉田沙保里選手や、男子体操の内村航平選手など、数多くの選手が決意表明をした。結団式には、皇太子ご夫妻も出席された。
東京五輪会長が珍発言?
この壮行会での、東京五輪・パラリンピック委員会の森喜朗会長の挨拶がにわかに注目を集めている。森会長は、選手が国歌を歌っていなかったとして、「国歌を歌えないような選手は日本の代表ではない」と指摘。実際には「国歌独唱」のアナウンスが流れており、選手が歌うことを拒否したというわけではなかったが、森会長の言葉は正論だ。
日本では、国歌を歌うべきか否かということがよく議論される。今年の春にも、一部の国立大学の入学式や卒業式で国歌斉唱を行わなかったことが問題になった。今回の森会長の勘違いとも取れる発言はさておき、あらためて国歌のあり方が注目される出来事であったといえるだろう。
国歌のあり方とは
国歌への敬意を持つことは、自国の精神性や歴史に誇りを持つことであり、愛国心の自然な現れである。
現代の日本では、戦後教育によって自虐史観が蔓延し、愛国心を持つことを否定する風潮が広がった。しかし、国民が自分の国を愛していないにもかかわらず、その国が豊かになり、発展することは考えづらい。
昨年9月に、ラグビーのワールドカップで日本が南アフリカに勝った時、選手たちが国歌を歌う姿に、日本中が感動した。このように、オリンピックの選手が国を背負って活躍し、国歌によって選手と国民とが一体になることで、国民全体の愛国心の高まりにもつながるだろう。
オリンピックで選手が活躍することで、日本を元気にすることが出来る。選手たちには、日本の誇りを持って、懸命に闘ってもらいたい。(志)
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