電力やガスなど、国民の生活の基盤となる重要なインフラ施設に対して、物理的なダメージを与えるサイバー攻撃に対応するため、政府が、ホワイトハッカー育成を行う組織を新設する方針を固めたことを、このほど読売新聞が報じた。

ホワイトハッカーとは、コンピュータやネットワークに関する高度な知識・技術を、善良な目的に活かす技術者のこと。これに対して、知識・技術を悪用して、サイバー攻撃などを仕掛ける人々を「ブラックハッカー」と呼ばれる。

日本はサイバー攻撃に対して非常に脆弱で、国内外から政府機関、大学、企業などに向けられたサイバー攻撃関連の通信は、2014年の1年間で、少なくとも約256億件起きているという。発覚せずに攻撃を受けているものも含めれば、その数は膨大なものになる。

こうした状況にもかかわらず、日本には、サイバー攻撃への対策の中核となる組織が存在しておらず、対応の遅れが指摘されていた。

情報戦は、国の存亡にかかわる

「情報戦」における対応は、国の未来を左右する。

先の大戦で、米軍に日本の暗号を解読されていたため、戦争を指揮していた山本五十六長官が乗った飛行機が撃墜された事例は有名だ。

生き馬の目を抜く国際社会の中で、日本は、中国や北朝鮮という軍事独裁国家の標的にされている。こうした時代において、他国が何を考え、どう動こうとしているか、を読むことは、国の存亡にもかかわってくる。

「世界の警察官ではない」のオバマ発言を5年前に先取り!?

そんな中で、異次元の「情報戦」を展開しているのが、大川隆法・幸福の科学総裁による「霊言」だ。どんなマスコミや諜報機関でも入手できない要人たちの「本音」を引き出し、何を考え、どう動こうとしているか、を読むことができる。

たとえば、大統領に就任する前の2008年11月、現れたオバマ氏の守護霊は、「将来、アメリカは『世界の警察官』ではなくなる」と発言。その後の2013年9月、オバマ氏は、シリア問題に関するテレビ演説で、こう述べた。「アメリカは世界の警察官ではない、との考えに同意する」。5年前の霊言の通りだった。

また、国家主席に就任する2年前の2010年秋、習近平氏の守護霊は、「かつての大唐帝国や元朝のような世界帝国を建設して、『中国の時代が来た』ということを世界に告げたい」と話していた。当時は、習氏に関する情報が少なく、マスコミも、穏健派、知日派、最弱の帝王などと伝えていた。

こうした事例でも分かるように、オバマ氏や習氏など世界に影響力を持つ人々の「本音」を引き出し、公開することは、多くの国や人々にとって、極めて有益な情報である。

情報をキャッチした人々が、無駄な紛争を回避するための努力をしたり、間違った判断を修正したりできる。それによって、多くの人々の生命や財産が守られるわけだ。

600回を超える霊言、350冊を超える霊言本の意味

大川総裁は、これまでに国内外の政治家の霊や守護霊、過去の偉人の霊など、600回を超える霊言を収録し、350冊を超える書籍として発刊している。

実際にミサイルを撃ち合うなど「戦争」に入る前の段階で「情報戦」を制すれば、国を救い、世界を平和へと導くこともできる。

この世的なホワイトハッカーの育成は今後極めて重要になる。だが同時に、最高のインテリジェンスとも言える「霊言」を学ぶことによって、人類は、平和と繁栄を手にすることができる。(手/格)

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