鳥取県庁記者クラブで会見を行う幸福実現党・国領ぶんた氏(右)と釈量子党首。

今年7月に行われる参院選に向け、幸福実現党・公認候補である国領ぶんた氏が27日、鳥取県庁と島根県庁の各記者クラブで出馬表明の記者会見を開いた。国領氏は、幸福実現党の事務局長と青年局長を兼任しており、島根・鳥取選挙区で選挙戦を戦う。会見には、同党の釈量子党首も同席した。

国領氏は、山陰地方で、経済の停滞や人口の減少が年々深刻化していることへの危機感を抱き、経済を復活させ、若者も増える社会づくりを目指したい、と決意を表明。具体的政策として、「消費税5%への減税」「事業を起こしやすい環境づくり」「若者が希望を持てる社会づくり」の3つを掲げた。

若者の県外流出や人口減少は、山陰地方を取り巻く大きな問題となっている。島根県と鳥取県では、それぞれ年間5千人、年間4千人ずつ人口が減っており、雇用を生む産業も少ないのが実情だ。

こうした現状を打破すべく、幸福実現党は、地方活性化のカギとして、「新産業の育成」「交通網の充実」を政策として掲げている。ベンチャー企業への税制優遇などを通じて雇用を生み出し、同時に交通インフラを整備し、人やモノの移動が増えれば、地方はまだまだ発展できる。

地方の過疎化に頭を抱えているのは、山陰地方だけではない。幸福実現党は今後、全選挙区で候補者を擁立し、地方活性化策を訴えていく。

(冨野勝寛)

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