混沌とした世界の先にあるものは? 元米国務長官キッシンジャー氏が新しい世界秩序について提言

2014.09.30

元米国国務長官のヘンリー・キッシンジャー氏が、現在の混沌とした世界と、新しい世界秩序の誕生について提言している。

第2次大戦まで続いたヨーロッパ主導の世界秩序は、「人も国家も基本的に対立する野心を抱いているため、その中で平和を保つには、各国のパワーバランスを維持する必要がある」という考えのもとで構築されていた。

しかし同氏によると、第2次大戦後のアメリカ主導の世界秩序は、「人は基本的に理性的で平和的な妥協を求めるものとし、それまでの世界秩序に、自由と民主主義の確立と流布といった新しい側面を付け加えた」という。そこには、自由市場によって個人と社会を繁栄させ、それによって国際的な対立を経済的な相互依存に変えていく意図がある。

続きは2ページ目へ(有料記事)


タグ:

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら