「ワクチン死」を疑う遺族の訴えを報じなかったNHKの番組がBPO審議入り ワクチン接種が減り、超過死亡も減る中、原因究明を進めるべき

2023.06.13

《ニュース》

NHKの報道番組「ニュースウオッチ9」で、新型コロナウィルスワクチンの接種後に家族が死亡したという遺族の訴えを、「コロナ感染で亡くなった」ように取り上げていた問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が審議入りを決めました。

《詳細》

5月15日に放送された番組の中の「新型コロナ5類移行一週間・戻りつつある日常」と題したVTRでは、ワクチン接種後に死亡した人の遺族で作る団体から遺族の男女3人が出演しました。しかし、番組では3人がワクチン接種直後に亡くなった人の遺族であることは触れられず、コロナ感染後の死亡者の遺族のコメントとしか受け取れない内容でした。

遺族が強く抗議したことで、翌16日の放送では「正確に伝えず、新型コロナに感染して亡くなったと受け取られるように伝えてしまいました」と謝罪。24日にNHKの稲葉延雄会長が「取材に応じてくださった方や視聴者の皆様に深くお詫び申し上げたい」と謝罪しました。BPOは今後、制作過程を検証するとしています。

厚生労働省はワクチン接種後の死亡報告は3月までに約2千件あることを発表しています。ただ、予防接種の適切な実施を図る「副反応疑い報告制度」において、専門家部会が死亡とワクチン接種との因果関係が否定できないとしたのは、40代女性についての1件にとどまっています(※因果関係を認めたわけではありません)。

《どう見るか》

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タグ: 抗議  ワクチン  ワクチン死  BPO審議  副反応  隠ぺい  NHK  超過死亡  遺族 

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