「日本国憲法はアメリカがつくった」 バイデン米副大統領のうっかり発言から憲法を考える

2016.08.18

アメリカのバイデン副大統領は15日、「我々が(日本を)核武装させないための日本国憲法を書いた」と発言し、大きな話題となりました。アメリカの政府高官が、日本国憲法を「アメリカが書いた」と明言するのは異例のことです。

バイデン氏は、ペンシルベニア州で民主党の大統領候補のヒラリー・クリントン氏の応援演説をした際に、共和党の大統領候補のドナルド・トランプ氏の「日本の核武装を容認する」という発言を批判するために、次のように発言しました。

「核武装を禁止した日本国憲法を我々が書いたことを、彼は理解してないのではないか。彼は学校で習わなかったのか。トランプ氏は判断力が欠如しており、信用できない。核兵器を使用するための暗号を知る資格はない」

占領国への憲法の押し付けは国際法違反

しかし、戦時国際法であるハーグ条約第43条では「占領下に恒久憲法をつくってはならない」と定められています。バイデン氏の「アメリカが日本国憲法を書いた」という発言は、はからずも、アメリカが国際法違反をしたことを認めたことになります。

続きは2ページ目へ(有料記事)


「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら