2014年4月号記事

The Liberty Opinion 1

現代のナチスは日本ではなく、中国だ

第2次大戦時の日本を「ナチス」になぞらえて、中国が世界中で「反日キャンペーン」を繰り広げている。

昨年末の安倍晋三首相の靖国神社への参拝以降、各国に駐在する中国大使らが、約70カ国で、現地のテレビや新聞に登場。フランスの大使は、首相の参拝を受けて「ヒトラーの墓に花を手向けることを想像してほしい」(1月16日付フィガロ紙)とした。

1月末に開かれたスイスのダボス会議でも、王毅外相が「日本のA級戦犯はアジアのナチスだ。欧州の指導者がナチスの戦犯に献花したら、欧州の人たちは許せますか」と発言した。

日本バッシングの際、中国は常に「30万人が犠牲になった南京大虐殺」を前提にするが、これは、終戦直後の東京裁判で、戦勝国が日本を断罪するために創作した「つくり話」である。