2019年11月号記事

Special Interview

人の心に届く伝え方

通信販売会社「ジャパネットたかた」を創業し、
MCとしても、日本全国のお茶の間に大きなインパクトを与えた髙田氏。
その「伝える心」に迫った。

ジャパネットたかた 創業者

髙田 明

プロフィール

(たかた・あきら)1948年、長崎県生まれ。大阪経済大学を卒業後、阪村機械製作所に入社し海外駐在を経験。74年、父親が経営するカメラ店に入社。86年、「たかた」(現ジャパネットたかた)を設立。2015年、社長を退任。17年、「V・ファーレン長崎」社長に就任。著書に『伝えることから始めよう』(東洋経済新報社)、『髙田明と読む世阿弥』(日経BP社)など。

──髙田社長は、人に「伝える」ための努力を徹底されています。

髙田氏(以下、髙): 努力の徹底度合いも大事ですが、ビジネスで大事なことは、本質的な問題を改善できているかだと思います。業界の常識と消費者の常識が違うことに気づかないと、せっかく商品やサービスを開発しても、お客様が求めていないものばかりができて、その事業は立ち行かなくなってしまうかもしれません。

次ページからのポイント

お客様に寄り添うために持つべき心とは?

言葉が相手に「伝わる」具体的な心がけとは?

お客様に「欲しい」と思わせる工夫とは?