2013年6月号記事

第六回

幸福実現党 財務局長 大門未来の

未来思考

大門未来

(おおかど・みき)幸福実現党財務局長。1985年生まれ。東京都出身。早稲田大学政治経済学部を卒業後は、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社に勤務。2009年に宗教法人幸福の科学に入局し、理事長などを歴任。2012年9月から現職。

大門未来のブログはこちらでご覧になれます。

http://okado-miki.net/

「救済マインド」で政治と宗教の大統合を

救済事業に命をかけた偉人たち

政治と宗教の関係について、考えてみたいと思います。

奈良時代の光明皇后や、鎌倉時代の僧侶である忍性、「カルカッタの聖女」マザー・テレサなど、世界の歴史には、社会救済事業を行った偉人たちが登場します。

光明皇后は、貧しい孤児を住まわせる悲田院や、全国から薬草を買い付け、栽培し、病人や貧民を救う施薬院を建てました。こうした功績は社会福祉事業の先駆けとも言われています。忍性も病院を多数建設し、ハンセン病患者の治癒に心血を注ぎました。

また現代ではインドのマザー・テレサが、貧困や病に苦しむ人々のために施設を作り、彼らの世話や看病など献身的な活動を続けました。

政治と宗教の重なり

こうした偉人たちの活動を見ていくと、政治と宗教が密接な関わりを持っていることが分かります。

例えば忍性は、病人の救済の他、橋の建設や道路の整備、土木工事まで行ったので、実際の具体的な政治の仕事にも責任を負った人と言えます。マザー・テレサも、多いときで500拠点を開き、専従のシスターは4000人、在俗ボランティアは1万人を抱えて救済事業を展開していたことを考えると、政治家の仕事を一部肩代わりしていると言えます。

社会の救済という点で、政治と宗教の仕事は、かなり重なり合っていると言えるのです。

政治と宗教の救済活動

政治が優れ、経済が発展していけば、社会救済の具体的な取り組みについては政治家が行い、宗教家は心の教えを説く本来の仕事に特化することができるというのが、一般的な政治と宗教との関係でしょう。政治は国家や社会全体の幸福を増進させ、宗教は個々人の幸福のために力を尽くすということです。

しかし、より効果的に社会の救済活動を行っていくためには、宗教と政治が一体となり、国民と国家の幸福を考える政治を行っていく必要があります。そこで大事なのは、「最大多数の最大幸福」という目標です。社会的弱者の救済を前面に推し進めると、「貧しさの平等」といった左翼的な思想にすり替わる危険があります。そうではなく、政治による救済、幸福の増進のやり方は、個人個人がより自由を享受でき、発展・繁栄につながる方向で考え続けなければならないでしょう。

すべての国民が発展・繁栄してくださることが私たち幸福実現党にとっての成功です。私たちは、単なる政策論に陥ることなく、その動機となる「救済マインド」を深めてまいります。今夏の参議院選挙におきましても、地域の皆様の様々な声をお聞かせいただければ幸いです。