大学生平均の2.5倍倍勉強する!? 「現代の松下村塾」 ハッピー・サイエンス・ユニバーシティに現役早慶生が"潜入"!

大学生平均の2.5倍倍勉強する!? 「現代の松下村塾」 ハッピー・サイエンス・ユニバーシティに現役早慶生が"潜入"!

ピラミッド型礼拝堂を囲む校舎棟。2015年9月号記事

 

2015年9月号記事

 

大学生平均の2.5倍倍勉強する!?

 

「現代の松下村塾」
ハッピー・サイエンス・ユニバーシティに現役早慶生が"潜入"!

 

大河ドラマ「花燃ゆ」や、世界文化遺産登録で注目を集める「松下村塾」が、もし現代に蘇ったら? 今春、千葉県長生村に開学したハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)はそんな学校かもしれない。「ミッション」をキーワードに、その教育内容を探る。

(編集部 馬場光太郎)

※本取材や早慶生の授業参加は、HSUの許可を得て行っております。

 

 

「日本の大学生は勉強しない」と言われる。学生の心理はこんな感じだろう。

「授業の多くはビジネスで役立たない。そのため就職活動で成績が重視されない。研究者志望でなければ、卒業単位を取るための最低限の勉強しか必要ない」

 その結果、サークルやバイトに明け暮れる学生が増える。

 しかし、そんな大学のあり方が見直され始めている。例えば、英語力に特化した国際教養大学など、新たなタイプの大学が急激に評価されている。

 一方、政府は「大学改革」を掲げ、教育の"生産性"を追求。6月には国立大学に文系学部の縮小・統廃合を求め、各界から批判された。

 民間と政府の思いにずれはあるが、「大学のあり方を変えなければならない」という危機感は広がっている。大学では、何を学べば将来役立つのか。どうすれば大学生は勉強するのか。

 

 

"勉強する"大学生

 そのヒントとなる学校がある。

「現代の松下村塾」を目標に掲げ、今年春に開学した高等宗教研究機関ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)だ。文部科学省認可の大学ではないが、現在約260人が学んでいる。

 本誌調査によると、HSU生は、授業以外の平均勉強時間が、全国平均の約2・5倍だった。

 何がこの差を生むのか。記者が学生に話を聞く中で、ある特徴が浮かび上がってきた。

 経営成功学部1年の小川大輝さんは、授業の感想をこう語る。

「一つひとつの授業に重みがあって、夢につながっている」

 その夢とは何か。

「今、親に放っておかれる子供が増えています。そんな子供たちが手を伸ばすのが漫画です。だから親に代わって、彼らに人の生き方を教育できる漫画、それもジャンプみたいにおもしろい漫画を生む出版社を経営したい」

 彼は現在、経営のみならず教育についても学ぶことで課題に対する意識を深め、夢の実現に向けて構想を練っているという。

 

 

「ミッション」が学問のモチベーション

HSU生の授業以外の1日の勉強時間は

大学生平均の約2.5倍

HSU生 3.3時間

一般的な大学生1.3時間

※本誌調査を、2014年に全国の国公立および私立大学の学部学生に対して行われた大学生協による「第50回学生生活実態調査」と比較。

HSU生で利他的な職業観を持つ比率は大学生平均の約4倍

※本誌調査を「2016年卒マイナビ大学生就職意識調査」(2015年実施)と比較。

 HSU生の多くが、こうした夢を具体的に、滔々と語る。それも単なる夢ではなく、「社会の問題解決」の構想だ。「ミッション」と呼ぶべきかもしれない。

 本誌調査によると、HSU生で「人のため」「社会のため」という利他的な職業観を持つ学生の割合は、一般的な大学生の4倍近かった(右グラフ)。

 こうした特徴は、同学の教育スタイルを反映したものだ。

 彼らが「人や社会の幸福のために生きる」という人生観を身につけるのは、「幸福学」を学ぶ授業。「どうすれば人間は幸福になるか」という問いを念頭に、幸福の科学教学や世界の宗教、哲学を学ぶ。その中では、自身の「ミッション」を考える機会もあるという。

 彼らはその上で、3つの学部に分かれて学ぶ。「人間幸福学部」「経営成功学部」「未来産業学部」。学部名にも、明確な「ミッション」が示されている。

「人間幸福学部」は、「幸福学」をより専門的に学ぶ。「経営成功学部」では、ドラッカーや松下幸之助などから、経営の心構えやスキルを学ぶ。「未来産業学部」では、産業技術と、それを事業化する技術経営を学ぶ。

 

 

松下村塾を彷彿とさせる教育

 松下村塾を開いた吉田松陰は、孟子を初めとした人生訓を教えた。そして塾生に国家奉仕の志を問うた。その上で、古今東西の智慧を自由に学ばせ、日本のあるべき姿を議論させた。その教育は数年足らずで多くの偉人を生み、日本の近代化を大きく推し進めた。

 HSUの学生や教育内容は、そんな教育を彷彿とさせる。

 

続きは2ページ目以降へ

 

 

次ページからのポイント

潜入対談 早慶上智の学生がHSUの授業を受けたら?

インタビュー/荒巻基文氏 ミッション教育は企業人事の悩みを解決する

今見直すべき「松下村塾」式教育

 

 

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