幸福の科学学園関西中学校・高等学校(大津市)でこのほど、NASAの元宇宙飛行士であるジョン・A・マクブライド氏による特別講演会が行われ、500人を超える生徒が熱心に耳を傾けた。

マクブライド氏は1965年に米海軍に入隊。戦闘機のパイロットを経て、79年にNASAの宇宙飛行士に選ばれ、84年、スペースシャトル・チャレンジャー号に搭乗し、計197時間、宇宙空間に滞在して地球観測などの任務を果たした。

講演でマクブライド氏は、宇宙開発の歴史や自身の宇宙での経験について、実際の映像を交えながら英語で講演。その内容は逐次通訳された。宇宙飛行士になる準備として、募集がかかる10年前から、宇宙飛行士になった人たちが行っていた勉強を続けていたため、募集されたときには、すでに準備を終えていた、などのエピソードを披露した。

そして、詰めかけた生徒たちに、「10年後、15年後を待つのではなく、今、何をしたいか考えましょう。皆さんは、火星を目指すにはちょうどいい年齢ですね。それは、15年から20年後のことです。火星に行きたかったら、今、考えてください。火星に行く1年前では駄目です。すべて、計画は先に考えましょう」と呼びかけた。そして、繰り返し日本語で「勉強、勉強、勉強」と語り、努力の大切さを強調した。

講演後の質疑では、「実際に宇宙に出たことで心境の変化はありましたか」「無重力はどのような感じですか」「宇宙ロケットの開発は今、どのようになっていますか」など、さまざまな質問が出た。

今秋公開の映画「UFO学園の秘密」が、幸福の科学学園を舞台としていることもあり、「宇宙人はいると思いますか」という質問も飛び出した。マクブライド氏は、「私は見たことはありませんが、宇宙は広いので、どこかにはいる可能性はあると思います」と答えた。

講演後、同学園高校の女子生徒は、「講演を聞いて、自分の夢、志を持つことの大切さを改めて感じました。私には、ずっと叶えたい夢があります。でも、それを思っていただけでは実現せず、具体的に努力を重ねなければいけないと思いました」と話した。また、高校の男子生徒は、「マクブライドさんが、高校生のころにケネディ大統領と話したことが自分の人生を変えたということを聞き、成功者と話すことの大切さや、人の話を聞くことの大切さが分かりました」と感銘を受けた様子だった。

幸福の科学学園関西校は2013年、那須本校に続いて、幸福の科学学園中高一貫校の2校目として開校。徳力・学力・創造力を備えた人材の育成を目指している。英語教育にも力を入れており、中学3年生の10月にオーストラリア、高校1年生の3月にアメリカに、語学研修を行っている。

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