小林一行

プロフィール

(こばやし・いっこう)1965年、栃木県生まれ。ITエンジニアとして勤めながら、ダイエットのセミナーや個人コンサルティングなど幅広い活動を展開している。著書に『なぜ一流の男の腹は出ていないのか?』(かんき出版)『できる男の腹凹(はらぺこ)術』(宝島社)など。

「体は資本」と言われるように、よい仕事を続け成功を収めていく上で、疲れにくい体づくりは重要なこと。しかし、そうとは分かっていても、「時間がない」「どうせ続かない」など言い訳が先立つことも多いでしょう。

4月30日発売のリバティ6月号の特集「コツコツ働き続けるための疲れにくい体をつくる!」では、『なぜ一流の男は腹が出ていないのか』著者でダイエットセラピストの小林一行氏に、無理なく減量し、疲れにくい体をつくる秘訣について、インタビューを行いました。誌幅の関係で掲載できなかった内容について、2回にわたって紹介します。1回目の今回は、うつ病を乗り越えてダイエットに成功したエピソードやストレスとの関係について。

自分の素直な気持ちを受け入れる大切さに気付き、過食が止まる

――ダイエットに成功するまでのお話について、詳しくお聞かせ下さい。

小林一行氏(以下、小林): 私は10年ほど前に仕事の悩みがきっかけでうつ病を発症し、さらに甘いものをドカ食いするようになり、過食症になりました。その前後で体調にも異変が現れました。肌は荒れ、保湿のために乳液などの女性用の化粧品を使っていたほどでした。そして、特定のものを食べると全身にじんましんが出るアレルギー体質にもなりました。いずれも太る前にはなかった症状です。