2015年4月号記事

法話抜粋レポート

組織と世界の未来を見通す智慧

「先見力の磨き方」

2015年2月15日 大阪正心館

世界情勢が混沌とする中、誰もが持ちたいと願う「先見力」について、さまざまな角度から説かれた。

先見力を磨くヒント

ソ連崩壊、中国の軍拡、オバマ米大統領就任による国際政治の漂流、日本の民主党政権の危険性など、大川総裁の発言は常に時代を先取りしてきた。

だが、大川総裁は先見性を磨いているわけではないと言う。では、なぜ総裁の発言に時代がついてくるのか。その答えに「先見力」の本質が垣間見える。

特に事業経営者や国家経営に携わる人たちにとって、長期的な視点や先を見通す力を持てるかどうかは死活問題。先の大戦で日本軍に欠けていた思想や、間違った判断を避けるための反省ポイントを挙げつつ、厳しい時代を生き抜く経営者たちに具体的にアドバイスした。

国際政治の未来

個人や組織の未来を見通す力に加え、国際政治の先行きについてもヒントが出された。

大川総裁は、「 これから戦争の時代が来る。大戦争までは行かないが、火種はあちこちにある。この火種をどうやって国際的に知力を集めて乗り切っていくかを考えなければいけない 」と、国際問題解決の智慧を示した。

現在、世界的に問題となっている、過激派組織「イスラム国」は、シリアではアサド政権に対抗していた勢力の一つだ。自らに反対する国民を虐殺し続けていたアサド政権のやり方は、国際問題となっていた。ところが現在は、反アサド側の「イスラム国」が空爆を受け、民間人を含む多くの人が殺されている。

大川総裁は「 アサド政権に制裁が入っていた場合は、今のようなことは起きていない 」とし、早い段階でアサド大統領の暴挙を止めておかなかったオバマ大統領の優柔不断な対応を批判した。

なお大川総裁は、オバマ大統領就任前の2008年、「オバマ大統領になると、アメリカは『世界の警察』の役割を放棄し、世界は混沌状態になる」と述べていたが、まさにその通りのことが起きている。

もう一つはウクライナ問題。西側諸国は、クリミア半島を力づくで併合したプーチン露大統領を悪と断じて制裁を加えているが、これは正しいのか。

大川総裁は、現在の西側のやり方は、ロシアに軍事的脅威を与え、経済的に追い詰めていると指摘。ロシアが北朝鮮やイスラム圏と結びつけば「 世界大戦が起きる構図ができてくる 」と警告した。(関連記事参照) 「思想や考え方」によって「 世界の未来を平和な、幸福な方向に導いていきたい 」と力強く宣言し、法話を締めくくった。

本法話は、幸福の科学の精舎で、研修形式で開示される。経済や国際政治の先行きが分かり、経営や組織運営に生かせる実践的な研修となる。

【関連記事】

2015年4月号記事 ウクライナ問題でロシアを孤立させるな

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9231

ここに紹介したのは法話のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

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