2006年11月号記事

安倍 ・教育改革に一抹の不安

「奉仕義務化」は現代の下放政策?

フリーターやニートの「再チャレンジ」として活用を

期待を集める安倍晋三氏だが、一面で気になる点もある。教育改革の一つとして打ち出している、国公立大入学者に対する「奉仕活動の義務化」案がそれだ。中国の下放政策のような、意図とは違ったものにつながっていくようで、嫌な感じが漂う。そこで、この奉仕活動をニートやフリーターの「再チャレンジ」政策として活用することを提案したい。